ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和元年
  5. > No.11 構造用鋼材

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.11 を解説、構造用鋼材

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和元年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.11 は、構造用鋼材に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

第一次検定の頻出を分野別に演習できる問題解説集。過去問を1問ずつ潰すなら、解説の詳しい1冊が近道です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

この問題は、構造用鋼材のJIS記号と名称・用途の対応を横断で問うものです。建築構造用のSN材、溶接構造用のSM材、円形鋼管のSTKN材、そして一般構造用圧延鋼材の記号が並びます。

引っかけの核心は1点で、一般構造用圧延鋼材の記号はSSであって、SSCではないことです。SSCは別物(一般構造用軽量形鋼)の記号で、ここを取り違えさせる作りになっています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(適当) 建築構造用圧延鋼材はSN材で、A・B・C種に分類される
2 ◯(適当) 溶接構造用圧延鋼材はSM材で、溶接性を確保するため炭素量などを管理した鋼材で妥当
3 ◯(適当) 建築構造用炭素鋼鋼管STKN材は材質をSN材と同等とした円形鋼管
4 ×(不適当) 一般構造用圧延鋼材はSSCではなくSS材。SSCは別物の軽量形鋼の記号

選択肢4は一般構造用圧延鋼材の記号をSSCとしていますが、正しくはSSです。SSCは形のまったく違う別の鋼材の記号で、ここを取り違えた点が誤りなんです。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

SSは一般構造用圧延鋼材を表す記号です。鋼板・形鋼・棒鋼などに広く使われる、最もありふれた構造用の鋼材で、代表が引張強さ400N/mm²級のSS400です。

一方のSSCは、一般構造用軽量形鋼の記号です。薄い鋼板を冷間でロール成形して断面をつくる、リップみぞ形鋼などの軽い部材を指します。製造方法も使いどころも、圧延でつくるSS材とは別物です。

つまり選択肢4は、別系統の記号SSCを一般構造用圧延鋼材に当てはめた点が誤りです。記号の頭文字がどちらもSSで似ているため、ここを入れ替えて出題されやすいわけです。

あわせて、SNは建築構造用圧延鋼材で耐震性を意識してA・B・C種に分けられ、SMは溶接構造用、STKNは材質をSN材と同等にした円形鋼管、と頭の中で記号と名称を結びつけておくと取り違えにくくなります。

覚え方

  • 一般構造用圧延鋼材=SS(代表はSS400
  • SSC=一般構造用軽量形鋼(冷間成形の薄板部材)で別物
  • SN=建築構造用(A・B・C種)、SM=溶接構造用
  • STKN=SN材と同等材質の円形鋼管

理解度チェック

Q.

一般構造用圧延鋼材を表すJISの記号は何か。

SSです。代表はSS400です。SSCは一般構造用軽量形鋼の記号で、冷間成形した薄板部材を指す別物なので混同しないようにします。

Q.

建築構造用圧延鋼材SNが、A・B・C種に分けられているのはなぜか。

使う部位に応じて溶接性や塑性変形能力などの要求が異なるためです。耐震性を意識した区分で、B種・C種は塑性変形性能や板厚方向特性まで規定されています。

令和元年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

過去問で間違えた分野は、基本テキストで補強すると定着します。1級は1級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和元年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>