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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.40 を解説、既製コンクリート杭工事

平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.40 は、既製コンクリート杭工事 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なもの(または正しいもの)を選びます。

この問題で問われていること

  1. 中掘り根固め工法
  2. セメントミルク工法
  3. プレボーリングの安定液
  4. 杭頭をふさぐ理由

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2

セメントミルク工法は、根固め液を注入してから杭を建て込みます。杭を挿入してから根固め液を注入するのは順序が違うんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 中掘り根固め工法は杭中空部のアースオーガーで掘削しつつ杭を設置し根固め液を注入
2 ×(誤り) セメントミルク工法を「掘削した孔に杭を挿入後、根固め液を注入」とするのは順序が不適当。根固め液・杭周固定液を注入してから杭を建て込む
3 ◯(正しい) プレボーリング工法の孔壁崩壊防止の安定液にはベントナイト泥水を用いる
4 ◯(正しい) 基礎コンクリート打設時にコンクリートが杭の中空部へ落ちないよう杭頭をふさぐ

選択肢2 のポイント

セメントミルク工法(プレボーリング工法)は、アースオーガーで先に孔を掘り、そこへ既製杭を建て込む工法です。

正しい順序は、掘削したあと孔の底へ根固め液を注入し、孔の壁へ杭周固定液を満たしてから杭を建て込みます。液を満たした孔へ杭を挿入する流れです。

選択肢2は、孔に杭を挿入してから根固め液を注入するとしています。順序が逆で不適当です。挿入後の注入では、杭先端と地盤を一体化させる根固めが十分にできません。

ザックリ言えば、セメントミルク工法は根固め液を入れてから杭を建て込む、ということです。

覚え方

  • セメントミルク工法=根固め液を注入してから杭を建て込む
  • 挿入後に注入は順序が逆で誤り
  • プレボーリングの安定液=ベントナイト泥水

一問一答

Q.

セメントミルク工法では、根固め液の注入と杭の建込みはどちらが先か。

根固め液の注入が先です。掘削した孔に根固め液・杭周固定液を注入してから杭を建て込みます。挿入後に注入するのは順序が逆です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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