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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 を解説、仮設計画

平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.27 は、仮設計画 に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なもの(または正しいもの)を選びます。

この問題で問われていること

  1. 仮囲い通用口の扉
  2. 作業員詰所の方式
  3. 既存塀の仮囲い転用
  4. 工事ゲートの有効高さ

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4

工事ゲートの有効高さは、通行する車両の高さにゆとりを加えるんです。生コン車の高さそのままでは接触の恐れがあります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 仮囲いの通用口の扉は内開きとする(歩道側へ開かないように)
2 ◯(正しい) 作業員詰所は職種・人数の増減に対応できる大部屋方式とするのは適当
3 ◯(正しい) 所定の高さがあり危害を防止し得る既存塀を仮囲いとして使用するのは適当
4 ×(誤り) 工事ゲートの有効高さを生コン車の高さそのものとするのは誤り。通行車両の高さにゆとりを加えた高さとする

選択肢4 のポイント

工事ゲートは、生コン車やトラックなど現場に出入りする車両が安全に通れる高さを確保する必要があります。

このとき有効高さを車両の高さぴったりにすると、路面の凹凸や荷台のあおりなどでゲート上部に接触する恐れがあります。

そのため有効高さは、通行する車両の高さにゆとりを加えた寸法とします。

選択肢4は有効高さを「最大積載時の生コン車の高さ」そのものとしていますが、余裕を見込まないと接触の危険があり不適当です。

通用口の扉を内開きとすること、詰所を大部屋方式とすること、条件を満たす既存塀を仮囲いに使うことはいずれも適当です。ザックリ言えば、ゲート高さは車両の高さに余裕を足す、ということです。

覚え方

  • 工事ゲートの有効高さ=通行車両の高さ+ゆとり(実車高ぴったりは不可)
  • 仮囲いの通用口=内開き(道路側へ開かない)
  • 作業員詰所=増減対応の大部屋方式/条件を満たす既存塀は仮囲いに転用可

一問一答

Q.

工事ゲートの有効高さは、通行する生コン車の高さに対してどう設定するか。

車両の高さにゆとりを加えた高さとします。実車高ぴったりにすると接触の恐れがあります。

平成29年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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