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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.93 を解説、せっこうボード張り

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.93 は、せっこうボード張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. ボードの留付け間隔
  2. 継目処理とジョイント
  3. 直張り工法の接着材の盛り方
  4. 直張り用接着材の練混ぜ量

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

せっこう系の接着材は練ってから固まるまでが短いんです。だから一度にたくさん練ると、使う前に固まってむだになります。

選択肢4は接着材を長時間で使い切る量練るとしていますが不適です。直張り用接着材は可使時間内(おおむね1時間以内)に使い切れる量だけ練るんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) ボードは規定の間隔でビス留めする
2 ◯(正しい) 継目はジョイントテープとパテで平滑に処理する
3 ◯(正しい) 直張り工法は接着材を団子状に盛ってボードを圧着する
4 ×(誤り) 接着材は可使時間内に使い切れる量だけ練る

選択肢4のポイント(ここが誤り)

せっこう系の直張り用接着材は、水と練り混ぜた瞬間から固まり始めます。使える時間、つまり可使時間は限られているんです。

可使時間はおおむね1時間以内です。これを過ぎると接着材は固まり始め、塗っても接着力が出なくなります。

だから接着材は、可使時間内に使い切れる量だけを練るのが原則です。一度にたくさん練ると、使う前に固まってむだになるんです。

選択肢4は長時間で使い切る量を練るとしているので、可使時間を超えてしまい不適当です。

ザックリ言えば、直張り用接着材は可使時間内に使い切れる量だけ練る、ということです。

覚え方

  • 直張り用接着材=可使時間内に使い切れる量だけ練る
  • 可使時間はおおむね1時間以内
  • 練りすぎると固まってむだになる

一問一答

Q.

せっこう系直張り用接着材の1回の練混ぜ量は、どう決めるか。

可使時間(おおむね1時間以内)に使い切れる量だけ練ります。長時間分を練ると、使う前に固まって接着力が出なくなります。

平成29年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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