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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.91 を解説、内装木工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.91 は、内装木工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 化粧面となる造作材への釘打ち
  2. さお縁天井の天井板の継手
  3. 幅木の出隅部分の取合い
  4. 湿気のある壁面への木れんがの接着剤

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

接着剤は使う場所で種類を選び分けるところですね。湿気があるかどうかが分かれ目なんです。

選択肢4は湿気のある壁面に酢酸ビニル樹脂系の接着剤を用いたとありますが違います。湿気のある箇所は耐水性の高いエポキシ樹脂系などを用いるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 化粧面となる造作材への釘打ちは隠し釘打ちとする
2 ◯(正しい) さお縁天井の天井板は継手を乱とし、さお縁心で突付け継ぎとする
3 ◯(正しい) 幅木の出隅部分の取合いは見付け留めとする
4 ×(誤り) 湿気のある箇所はエポキシ樹脂系など。酢酸ビニル樹脂系は誤り

選択肢4のポイント(ここが誤り)

木れんがは、コンクリート壁面などに造作材を取り付けるための、下地となる小さな木片です。これを接着剤で固定します。

酢酸ビニル樹脂系の接着剤は使いやすいのですが、水に弱く、湿気があると接着力が落ちてしまう性質があります。

問題は湿気のおそれのあるコンクリート壁面という条件です。ここに水に弱い接着剤を使うと、後でれんがが外れてしまいます。

こういう箇所には、水に強いエポキシ樹脂系などの接着剤を選びます。選択肢4は酢酸ビニル樹脂系としていますから不適当です。

ザックリ言えば、湿気のある場所には耐水性の高い接着剤を使う、ということです。

覚え方

  • 湿気のある箇所の木れんがはエポキシ樹脂系など
  • 酢酸ビニル樹脂系は水に弱く湿気の場所は不可
  • 接着剤は使う場所の湿気で選び分ける

一問一答

Q.

湿気のおそれのあるコンクリート壁面への木れんがの取付けに、酢酸ビニル樹脂系溶剤形の接着剤を用いてよいか。

用いてはいけません。酢酸ビニル樹脂系は水に弱いため、湿気のある箇所では耐水性の高いエポキシ樹脂系などを用います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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