ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 平成28年
  5. > No.69 セメントミルク工法

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.69 を解説、セメントミルク工法

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.69 は、既製コンクリート杭のセメントミルク工法に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集

第一次検定の頻出を分野別に演習できる問題解説集。過去問を1問ずつ潰すなら、解説の詳しい1冊が近道です。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

この問題のポイント

あらかじめ孔をあけて杭を埋め込むセメントミルク(プレボーリング)工法の手順が問われます。アースオーガーによる掘削、掘削液の役割、根固め液の注入、支持層の確認と建込みが並びます。

引っかけの核心は1点、根固め液は掘削液と混ぜず、薄めないまま杭先端へ充填することです。同じ液体なら攪拌してよさそうという思い込みが狙われています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) アースオーガーで支持層まで所定の深さを掘削するのが正しい
2 ◯(正しい) 掘削液(安定液)は孔壁の崩れを防ぐために使うので正しい
3 ×(誤り) 根固め液を掘削液と攪拌とした点が誤り。掘削液と混ぜず杭先端部に充填する
4 ◯(正しい) オーガーの抵抗値等で支持層への到達を確認してから杭を建て込むのが正しい

選択肢3が根固め液を掘削液と十分に攪拌するとした点が誤りで、根固め液は掘削液と混ぜず、薄めないまま杭先端部に確実に充填するのが正しい施工です。

二次検定の記述が独学だと不安という人は、添削のある独学サポート事務局の通信講座を早めに押さえておくと回り道を減らせます。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

セメントミルク工法は、アースオーガーで孔をあけ、その先端に根固め液を注入してから杭を建て込み、杭先端を地盤と一体化させる工法です。

根固め液は、杭先端の支持力を生み出す要です。そのためには所定の濃度・強度を保ったまま、杭の先端部にきちんと届けることが欠かせません。

掘削中に孔壁を保つ掘削液(安定液)は、削った土を取り込んで薄まっています。この掘削液と根固め液を攪拌して混ぜてしまうと、根固め液が希釈されて先端の強度が出なくなる危険があります。

選択肢3はオーガーを上下させて掘削液と十分に攪拌するとしていますが、これでは根固め部が弱くなります。掘削液と混ぜず先端へ充填するのが正しく、ここが誤りなんです。

覚え方

  • 根固め液は掘削液と混ぜず、薄めずに先端へ充填
  • 「根固め液を掘削液と攪拌」とあれば誤りを疑う
  • 掘削液=孔壁保護、根固め液=先端固定で役割が別物

理解度チェック

Q.

セメントミルク工法で、根固め液は掘削液と十分に攪拌してよいか。

攪拌してはいけません。掘削液と混ざると根固め液が薄まり強度が出ません。根固め液は掘削液と混ぜず、杭先端部に確実に充填します。

Q.

掘削に用いる掘削液(安定液)の役割は何か。

掘った孔の壁が崩れるのを防ぐことです。根固め液とは役割が別で、強度を出す根固め液と混ぜてはいけません。

平成28年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

過去問で間違えた分野は、基本テキストで補強すると定着します。1級は1級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>