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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.68 を解説、山留め工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.68 は、山留め工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 切梁支柱の設計で考慮する荷重
  2. 切梁のプレロード(先行荷重)
  3. 腹起しと切梁の取り合い
  4. 山留め壁にかかる側圧

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

切梁支柱は上から色々な荷重を受けます。ここは「何を見込むか」を絞りすぎると間違えますね。

選択肢1は自重と積載荷重のみを考慮としていますが不足です。正しくは上載荷重や座屈も考慮するんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 自重・積載荷重のみでは不足、上載荷重や座屈も考慮する
2 ◯(正しい) 切梁にプレロードを与え変形を抑える
3 ◯(正しい) 腹起しと切梁を確実に接合する
4 ◯(正しい) 山留め壁にかかる側圧を見込んで設計する

選択肢1のポイント(ここが誤り)

切梁支柱は、切梁を途中で受ける縦の柱です。長くなると上から色々な力を受けます。

支柱自身の重さ(自重)や、その上に乗る荷重(積載荷重)はもちろん考えます。

ただ、それだけでは足りません。上に通路材や資材が乗る上載荷重、細長い支柱が曲がる座屈も見込む必要があります。

選択肢1は自重と積載荷重のみを考慮としていますが、これでは安全側の検討になりません。「のみ」と限定しているのが不適です。

ザックリ言えば、切梁支柱は自重・積載に加えて上載荷重や座屈まで見る、ということです。

覚え方

  • 切梁支柱は自重・積載に加え上載荷重と座屈も考慮
  • 「のみ」「だけ」と限定する記述は疑う
  • 切梁はプレロードで変形を抑える

一問一答

Q.

切梁支柱の設計で、自重と積載荷重のみを考慮すればよいか。

不十分です。自重と積載荷重に加え、上載荷重や支柱の座屈なども考慮する必要があります。「のみ」と限定する記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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