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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.89 を解説、鋼製建具

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.89 は、鋼製建具に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 鋼板の厚さや表面板の使い分け
  2. 外部に面する戸の見込み部の包み方
  3. 枠の取付けやアンカーの間隔
  4. 雨仕舞いと端部処理

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

左右だけ包めば十分、と省いてしまうのが一番危ない考え方なんです。

選択肢3は見込み部を左右方向のみ表面板で包むとしていますが違います。外部の両面フラッシュ戸は上下を除き三方を表面板で包むのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 枠は所定の間隔でアンカーを設けて固定する
2 ◯(正しい) 用途に応じた厚さの鋼板を用いる
3 ×(誤り) 外部の両面フラッシュ戸は上下を除き三方を包む
4 ◯(正しい) 雨仕舞いを考えて端部を処理する

選択肢3のポイント(ここが誤り)

選択肢3は、外部に面する両面フラッシュ戸の見込み部を、上下を除いた左右方向のみ表面板で包む、としています。

ところが、外部に面する両面フラッシュ戸の見込み部は、上下を除き三方を表面板で包むなどとし、端部を確実に処理するのが正しいんです。

なぜかというと、外部の戸は雨や湿気にさらされ、見込み部に隙間があるとそこから水が入り、内部の鋼板が錆びて戸が傷むからです。

例えば、左右だけ包んで戸先側を開けたままにすると、その小口から雨水が染み込み、内部結露やふくれの原因になります。ここは混乱しやすいところですね。

見込み部をしっかり包むことで、水の入る隙間を減らし、戸を長持ちさせます。

ザックリ言えば、外部の戸は小口を表面板で包んで水を入れないようにする、ということです。

覚え方

  • 外部の両面フラッシュ戸=上下を除き三方を表面板で包む
  • 左右方向のみでは雨仕舞いが不十分
  • 外部建具は水の入る隙間を残さない

一問一答

Q.

外部に面する両面フラッシュ戸の見込み部は、どのように表面板で包むか。

上下を除き三方を表面板で包むなどとし、端部から水が入らないように処理します。左右方向のみ包むのは雨仕舞いが不十分で誤りです。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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