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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.88 を解説、木製建具のフラッシュ戸

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.88 は、木製建具のフラッシュ戸に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. フラッシュ戸の構成(框・中骨・表面材)
  2. 中骨(横骨)の間隔の決め方
  3. 表面材(合板など)の張り方
  4. 反りや狂いを防ぐ工夫

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

中骨は少なくても表面材で持つ、という考えが一番危ないんです。

選択肢2は横骨を450mm間隔で入れるとしていますが違います。フラッシュ戸の横骨は300mm程度で入れるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 框組の中に中骨を入れ、表面材で両面を張る
2 ×(誤り) 横骨(中骨)の間隔は300mm程度とする
3 ◯(正しい) 表面材は接着剤と圧着で框や中骨に張り付ける
4 ◯(正しい) 反りを防ぐため表裏で材や張り方をそろえる

選択肢2のポイント(ここが誤り)

選択肢2は、高さ2,100mmの扉の心材を中骨式とし、横骨を450mm間隔で入れた、としています。

ところが、フラッシュ戸の横骨(中骨)の間隔は300mm程度とするのが正しいんです。

なぜかというと、横骨は表面材を裏から支える芯になり、間隔が広いと表面材がたわんで波打ったり、押すとペコペコするからです。

例えば、450mmまで間隔を広げると、表面の合板を手で押したときに大きくへこみ、戸としての剛性や見た目が損なわれます。ここは混乱しやすいところですね。

横骨を300mm程度で入れることで、表面材がしっかり支えられ、平滑で丈夫な戸になります。

ザックリ言えば、フラッシュ戸の中骨はおよそ300mm間隔で入れる、ということです。

覚え方

  • フラッシュ戸の横骨間隔=300mm程度
  • 450mmは広すぎて表面材がたわむ
  • 中骨は表面材を裏から支える芯

一問一答

Q.

フラッシュ戸の心材を中骨式とするとき、横骨の間隔はどの程度とするか。

300mm程度とします。間隔が広いと表面材がたわむため、450mm間隔とするのは広すぎて誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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