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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.42 を解説、鉄筋のガス圧接

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.42 は、鉄筋のガス圧接に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 手動ガス圧接の技量資格種別と作業範囲
  2. 圧接端面の処理と隙間
  3. ふくらみの直径や形状の管理
  4. 圧接部の検査(外観・超音波)

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

「1種だから一番上」と数字の若さに引っかかりがちですが、ガス圧接の種別は逆なんです。

選択肢1は1種で全範囲の圧接ができるとしていますが違います。1種は細い径までで、種別の数字が大きいほど太い径まで圧接できるんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 1種では全範囲は圧接できず、太径ほど上位の種別が必要
2 ◯(正しい) 圧接端面はグラインダー等で平滑に仕上げ直角に切断する
3 ◯(正しい) ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上を確保する
4 ◯(正しい) 圧接部は外観検査と超音波探傷検査などで確認する

選択肢1のポイント(ここが誤り)

選択肢1は、手動ガス圧接技量資格の1種を持っていれば、4種までの圧接作業範囲のすべてを行える、としています。

ところが、これは違うんです。ガス圧接の技量資格は、種別の数字が大きくなるほど、太い鉄筋まで扱えるようになっています。

1種は最も細い径の範囲までで、資格範囲がいちばん狭いんです。

なぜかというと、太い鉄筋ほど圧接の難易度が上がり、高い技量が求められるからです。だから上位の種別を取らないと太径は扱えないわけです。

例えば、太い主筋を圧接する現場では、より上位の種別を持つ技能者を配置する必要があります。1種だけで全部こなせるわけではないんです。

ザックリ言えば、種別の数字が大きいほど太い鉄筋まで圧接できる、ということです。

覚え方

  • ガス圧接の種別=数字が大きいほど太径まで対応
  • 1種は細径までで作業範囲が最も狭い
  • ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上

一問一答

Q.

手動ガス圧接技量資格の1種があれば、すべての径の圧接ができるか。

できません。1種は細い径までで、太い径には上位の種別が必要です。1種で全範囲できるとする記述は誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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