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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.43 を解説、パイプサポート型枠支保工

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.43 は、パイプサポートを支柱とした型枠支保工に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. パイプサポートの継ぎ足し本数の制限
  2. 水平つなぎを設ける高さの基準
  3. 差込み・接続部のボルトやピンの使用
  4. 支柱の沈下・滑動防止の措置

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

数字が「2.5m」と書かれると一見もっともらしいですが、ここが引っかけなんです。

選択肢3は3.5m超の支柱の水平つなぎを高さ2.5m以内ごととしていますが違います。正しくは高さ2m以内ごとに2方向、と3.5m超なら2m以内ごとに2方向で覚えるわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) パイプサポートは3本以上継いで使用しない
2 ◯(正しい) 継手は4本以上のボルトまたは専用金具で固定する
3 ×(誤り) 3.5m超の支柱の水平つなぎは高さ2m以内ごとに2方向
4 ◯(正しい) 支柱脚部は沈下・滑動を防ぐ措置をとる

選択肢3のポイント(ここが誤り)

選択肢3は、高さが3.5mを超える支柱の水平つなぎを、高さ2.5m以内ごとに2方向に設けた、としています。

ところが、数値が違うんです。高さ3.5mを超える支柱では、水平つなぎを高さ2m以内ごとに、2方向に設けます。

2.5mではなく、2mが正しい基準なんです。

なぜかというと、支柱が高くなるほど横揺れや座屈に弱くなるので、より細かい間隔で水平つなぎを入れて固める必要があるからです。

例えば、高い天井のスラブを支える支保工では、2m以内ごとに前後・左右の2方向のつなぎを入れて全体を一体化させます。

ザックリ言えば、3.5m超の支柱は2m以内ごとに2方向の水平つなぎ、ということです。

覚え方

  • 3.5m超の支柱の水平つなぎ=高さ2m以内ごとに2方向
  • パイプサポートは3本以上継がない
  • 支柱脚部は沈下・滑動防止の措置をとる

一問一答

Q.

高さ3.5mを超える支柱の水平つなぎは、何mごとに何方向設けるか。

高さ2m以内ごとに2方向に設けます。2.5m以内ごととする記述は基準と異なり誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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