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平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.26 を解説、施工計画と事前調査

平成27年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.26 は、施工計画とそのための事前調査の組合せに関する問題です。

この問題では、4つの組合せのうち、最も関係の少ないものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 場内仮設道路と地盤の状況の関係
  2. 排水計画と近隣の排水施設の関係
  3. 防護棚の設置計画と地盤の高低・地中埋設配管の関係
  4. 揚重機の設置計画と上空障害物の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も関係の少ない組合せ)

事前調査は「その計画を立てるのに何を知る必要があるか」で考えると整理しやすいんです。ここで方向を取り違えやすいですね。

選択肢3の防護棚は、上空や建物の高さに関わるもので、敷地地盤の高低や地中埋設配管とは関係が薄いんです。覚え方は防護棚は上を守る、地中ではないです。

各選択肢の正誤

選択肢 関係 解説
1 ◯(関係あり) 場内仮設道路は地盤の状況の調査と関係する
2 ◯(関係あり) 排水計画は近隣の排水施設の調査と関係する
3 ×(関係少) 防護棚は地盤の高低や地中埋設配管と関係が薄い
4 ◯(関係あり) 揚重機の設置計画は上空障害物の調査と関係する

選択肢3のポイント(ここが関係が薄い)

事前調査は、施工計画を立てる前にその計画に必要な情報を集める作業です。計画と調べる対象がかみ合っているかが問われます。

防護棚は、いわゆる朝顔のことで、上から落ちてくる物を受け止めて通行人を守る設備です。

つまり防護棚で大事なのは、建物の高さや道路との位置関係、上空の状況です。設置計画では落下物がどこまで届くかを考えるわけです。

たとえば敷地の地盤の高低や地中の埋設配管は、根切りや基礎、仮設道路では重要ですが、上空を守る防護棚にはほとんど関わりません。

ザックリ言えば、防護棚は「上を守る」ための設備なので「地中」の調査とは結びつかない、ということです。

覚え方

  • 防護棚(朝顔)=建物高さ・上空・道路との関係
  • 地盤の高低や地中埋設配管は根切り・仮設道路の調査
  • 計画と調査が「上と下」でかみ合うか確認する

一問一答

Q.

防護棚(朝顔)の設置計画に最も関係する事前調査は、地中埋設配管の調査か。

関係が薄いです。防護棚は上空からの落下物を受ける設備なので、建物の高さや道路との位置関係が重要です。地中埋設配管の調査は根切りや仮設道路の計画で必要になります。

平成27年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成27年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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