ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 施工管理の基礎知識
  3. > 地盤種別とは?

地盤種別とは何か:第1種・第2種・第3種の分類と施工管理での確認点

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

けんせつる

けんせつる

地盤種別って試験に出てくるけど、第1種・第2種・第3種の違いって何?施工管理で関係あるの?

この記事の要点

地盤種別とは、地震時の揺れやすさ(地震応答)を評価するための、建築基準法にもとづく地盤の分類のことです。第1種地盤(岩盤・硬質)・第2種地盤(普通)・第3種地盤(軟弱)の3種類に分かれます。

施工管理では地盤調査結果から地盤種別を確認し、設計で想定された地盤種別と実際の地盤が一致しているかを確認することが重要です。

地盤種別は設計段階で決まりますが、施工管理者も「現場の地盤がどの種別か」を把握しておく必要があります。

これから受験する人は受験ガイド、教材選びはおすすめ参考書・過去問もどうぞ。

わかって合格る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

テキスト本命わかって合格(うか)る 1級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト

TAC出版/図解が多く全体像をつかみやすい定番。分野の用語は、この1冊で流れを押さえてから過去問に入ると解きやすくなります。

価格・在庫は各販売ページでご確認ください。1級2級の参考書・過去問の比較もどうぞ。

地盤種別の3分類(第1〜3種)

建築基準法施行令第88条と昭和55年建設省告示第1793号に基づく地盤種別の分類は次の通りです。

地盤種別地盤の特徴代表的な地盤
第1種地盤岩盤・硬質砂礫層など固い地盤。地震動が比較的小さい岩盤・洪積層(台地・丘陵地)
第2種地盤第1種・第3種以外の地盤(中間的な地盤)普通の砂質土・粘性土(一般的な地盤)
第3種地盤軟弱な粘性土・腐植土・埋立地など。地震動が大きくなる沖積低地・埋立地・旧河道・谷底低地

言い換えると、「第3種地盤ほど地震のとき揺れやすく、建物への影響が大きい」です。同じ震度の地震でも、第3種地盤上の建物は第1種地盤上の建物より大きな被害を受けやすくなります。

地盤種別による地震の揺れやすさの違い
軟弱な地盤(第3種)ほど地震動が増幅され、同じ地震でも揺れが大きくなる(形・比率はイメージ)。

独学で二次検定(施工経験記述)の書き方に不安があるなら、添削が受けられる独学サポート事務局の通信講座で早めにたたき台を用意しておくと安心です。

地盤種別は設計にどう影響するのか

地盤種別は設計の地震力計算に使われます。建築基準法では地盤種別に応じた「振動特性係数(Rt)」を使って地震力を計算します。

第3種地盤では地震力が大きくなるため、基礎の設計・杭の長さ・建物の耐震設計に影響します。

施工管理者が直接計算に関与することは少ないですが、「設計で想定している地盤種別と現場の実際の地盤が一致しているか」を確認することは重要な業務です。

地盤種別の判定に必要な地盤調査(ボーリング調査・標準貫入試験等)の方法は、平成13年国土交通省告示第1113号に規定されています。

地盤種別は施工管理でどう確認するのか

例えば、設計では第2種地盤を想定していたが、実際の掘削で軟弱な粘性土層が想定より厚く確認された場合、地盤種別の見直しが必要になることがあります。施工管理者は地盤の変化を観察して異常があれば早期に報告することが重要です。

混同しやすい用語の整理

地盤種別 vs 液状化

地盤種別は地震応答の大きさを分類するための区分(第1~3種)。液状化は地震時に砂質地盤が水を含んで液体状になる現象。第3種地盤(沖積低地・埋立地)では液状化リスクも高い傾向があるが、地盤種別と液状化判定は別の評価。

地盤種別 vs 地耐力

地盤種別は地震応答の評価(地震力計算に使う)。地耐力は地盤が荷重を支える能力(kN/m²)。どちらも地盤評価だが目的と使い方が異なる。

理解度チェック

Q.

地盤種別の第3種地盤に分類されやすい地形・地盤はどれか?

沖積低地・埋立地・旧河道・谷底低地など。軟弱な粘性土・腐植土・埋立材からなる地盤が該当する。地震時の揺れが大きくなりやすい。

Q.

地盤種別が施工管理に関係する場面はどこか?

地盤調査結果から設計で想定した地盤種別と実際の地盤が一致しているか確認する場面。掘削中に想定外の軟弱層が出た場合の設計者への報告。杭工事での支持層到達確認。

Q.

同じ震度の地震でも地盤種別によって建物の被害が異なる理由は何か?

地盤が軟弱(第3種)なほど地震動が増幅されるため。地震波は固い地盤より柔らかい地盤を通る際に振幅が大きくなる(地盤増幅効果)。同じ地震でも第3種地盤上の建物は第1種地盤上の建物より大きな揺れを受ける。

まとめ

RC・鉄骨の施工管理はRC・鉄骨の施工管理にまとめています。

地盤調査とは?を確認する

地盤改良とは?を確認する

1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

過去問本命1級建築施工管理 第一次検定 問題解説集

地域開発研究所/用語を覚えたら過去問演習で定着。解説が丁寧な正統派。2級は2級のおすすめ参考書から。

独学がきつい・第二次の経験記述に不安があるなら、添削まで付く通信講座も選択肢です。経験記述の添削・独学サポート事務局を見る内容と料金の解説

独学の教材は1級のおすすめ参考書・過去問に、試験のしくみ・勉強法は受験ガイドにまとめています。

参考資料

・建築基準法施行令第88条(地震力)

・建設省告示第1793号(地盤種別の判定方法)

資格を取ったら、次はキャリアと年収

施工管理は人手不足で売り手市場です。今の待遇に不満があるなら、建設業界に強い転職エージェントに相談だけでもしておくと、自分の市場価値と選択肢が見えます。

建設業界専門の転職エージェント【RSG建設転職】▶

登録・相談は無料

独学で合格をめざすなら

使うテキスト・過去問で迷ったら、定番をまとめたこちらもどうぞ。

けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

経験記述の添削・通信講座

独学がきつい、第二次の経験記述が不安。そんな人は添削まで付く通信講座も選択肢です。

独学サポート事務局を見る ▶

内容・料金は公式で確認

けんせつる

けんせつる

施工管理の用語・過去問・受験ガイドを、初心者向けにやさしく案内します。

Topへ >>