けんせつる
総合施工計画書と工種別施工計画書って、どっちを先に作るんだっけ。
この記事の要点
令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.42は、施工計画書の作成に関する問題です。正解は選択肢4。工種別施工計画書は総合施工計画書に基づいて、その後に作るからです。
令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.42は、施工計画書の作成に関する問題です。
この問題は、施工管理法の能力問題なんです。問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 総合施工計画書は総合仮設計画を含めて作成する |
| 2 | ○(正しい) | 作成に当たり敷地周辺の交通量や交通規制等を調査する |
| 3 | ○(正しい) | 作成に当たり敷地境界線及び標石の位置を調査する |
| 4 | ×(誤り) | 工種別施工計画書は総合施工計画書に基づいて作る。先立って作るのではない |
| 5 | ○(正しい) | 工種別施工計画書は品質管理計画書や施工要領書を含めて作成する |
選択肢4は、工種別施工計画書を総合施工計画書に先立って作成すると説明している点が誤りです。順番が逆で、総合施工計画書が先なんです。
この問題では、2種類の施工計画書の関係と作成順序が問われています。
カギになるのは「全体が先か、個別が先か」です。ここは混乱しやすいところですね。
総合施工計画書は、工事全体の方針や段取りをまとめた親分のような計画書です。仮設計画や安全方針など、現場全体に関わる事項を扱います。
工種別施工計画書は、その方針を受けて、鉄筋工事やコンクリート工事といった工事ごとに作る計画書なんです。
ザックリ言えば、まず全体像を決めてから、各工事の細かい段取りを詰める、ということです。だから順番は総合が先で、工種別は後になるわけです。
選択肢1は総合施工計画書の内容についての記述です。
総合施工計画書は、足場や仮囲い、揚重機といった総合仮設計画を含めて作成します。現場全体の仮設をどう組むかは、工事の段取りの土台になるからです。
例えば、タワークレーンをどこに据えるかは個別工事ではなく全体の話ですね。記述のとおりなので、これは適当です。
選択肢2は、作成にあたっての事前調査についての記述です。
総合施工計画書を作るときは、敷地周辺の交通量や交通規制等を調査します。資材搬入や工事車両の出入りに直結するからなんです。
例えば、通学路に面した現場では時間帯による規制を確認しておく必要があります。記述のとおりで、これは適当です。
選択肢3も事前調査についての記述です。
作成にあたっては、敷地境界線及び標石の位置を調査します。建物をどこに建てるかの基準になる大事な情報だからです。
境界がずれていれば、後の墨出しや配置にすべて影響します。記述のとおりなので、これは適当です。
これが誤りを含む選択肢です。「工種別施工計画書は、総合施工計画書に先立って作成する」とあります。
順番が逆なんです。工種別施工計画書は、総合施工計画書を作った後に、その方針に基づいて作ります。
なぜかというと、全体の段取りが決まっていないのに個別工事の計画だけ先に固めても、後で全体と食い違ってしまうからです。だから総合が先、ということですね。
選択肢5は工種別施工計画書の内容についての記述です。
工種別施工計画書は、品質管理計画書や施工要領書を含めて作成します。その工事をどう管理し、どんな手順で進めるかをまとめるものだからです。
例えばコンクリート工事なら、打込み手順や検査の方法をここで具体化します。記述のとおりで、これは適当です。
施工計画書は「全体を先に、個別を後に」で順番を整理すると間違えにくくなります。
総合施工計画書で現場全体の方針を決め、それを受けて工種別施工計画書を作る流れですね。
総合が先で工種別は後、順番を逆にしたら誤りとセットで覚えておけば、選択肢4のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。
総合施工計画書と工種別施工計画書は、どちらを先に作成するか。
総合施工計画書を先に作成し、その後に工種別施工計画書を作成します。
総合仮設計画は、総合施工計画書と工種別施工計画書のどちらに含めて作成するか。
総合施工計画書に含めて作成します。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4
順番を逆にしているのが選択肢4です。まず全体の段取りである総合施工計画書を作り、それに沿って各工事の工種別施工計画書を作るのが流れなんです。「工種別が先」と覚えてしまうのが一番危ない勘違いで、正しくは総合施工計画書が先、工種別施工計画書はその後だと押さえておきましょうね。