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令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 No.15を解説、測量の考え方

けんせつる

けんせつる

平板測量って、何を測る測量だったっけ。

この記事の要点

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.15は、測量に関する問題です。正解は選択肢4。平板測量は現地で図面を作る測量であり、距離と高さを間接的に求める測量ではありません。

令和7年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.15は、測量の種類とその方法に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢4

平板測量は、現地で平板の上に直接作図しながら位置を求める測量です。距離と高さを間接的に求めるという説明はスタジア測量など別の測量のことなんです。平板=現地で図を描く、と押さえておきましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 距離測量は2点間の距離を求める測量で、巻尺や光波測距儀を用いる
2 ○(正しい) トラバース測量は角度と距離で各測点の位置を求める。TSを用いる
3 ○(正しい) 角測量は水平角と鉛直角を求める測量で、セオドライトを用いる
4 ×(誤り) 平板測量は現地で直接作図する測量。距離と高さを間接的に求めるは誤り

選択肢4は、平板測量を距離と高さを間接的に求める測量と説明している点が誤りです。平板測量は、現地で平板に直接作図して位置を求める測量です。

この問題のポイント

この問題では、測量の種類と、それぞれで何を測りどんな機器を使うかが問われています。

測量は、距離・角度・高さ・位置のどれを求めるかで種類が分かれます。それぞれ使う機器も違います。

引っかかりやすいのが平板測量です。これは、三脚に乗せた平らな板(平板)の上で、現地を見ながら直接図面を描いていく測量なんです。

ザックリ言えば、平板測量は「その場で地図を描く測量」ということです。距離と高さを間接的に計算で求める測量とは別物ですね。

選択肢1

選択肢1は距離測量についての記述です。

距離測量は、2点間の距離を求める測量です。巻尺や光波測距儀(光を使って距離を測る機器)を用います。

記述のとおりで適当です。

選択肢2

選択肢2のトラバース測量も正しい記述です。

トラバース測量は、測点と測点をつなぎ、その間の角度と距離を測って各点の位置を求めます。トータルステーション(角度と距離を同時に測れる機器)を用います。

記述のとおりで適当ですね。

選択肢3

選択肢3の角測量も正しい記述です。

角測量は、水平角と鉛直角を求める測量で、セオドライト(角度を精密に測る機器)を用います。

例えば、ある点から見た方向や傾きの角度を測る場面ですね。記述のとおりで適当です。

選択肢4

これが誤りを含む選択肢です。「平板測量は、測点の距離と高さを間接的に求める測量で、標尺等を用いる」とありますが、説明が別の測量のものになっています。

平板測量は、現地で平板の上に直接作図しながら測点の位置を求める測量です。

距離と高さを間接的に計算で求める測量は、スタジア測量などの別の手法です。記述は平板測量の説明として誤りなので、選択肢4が不適当ということです。

覚え方

測量は、「何を測るか」と「その場で図を描くか」で分けると整理しやすいです。

距離は距離測量、角度は角測量、位置はトラバース測量。そして平板測量は、現地で平板に直接作図するのが特徴です。

平板測量=現地で平板に直接作図して位置を求める測量と覚えると、選択肢4のひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

平板測量とはどのような測量か。

現地で平板の上に直接作図しながら、測点の位置を求める測量です。

Q.

水平角と鉛直角を求める測量と、使う機器は何か。

角測量で、セオドライトを用います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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