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令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 No.25を解説、鋼製建具の考え方

けんせつる

けんせつる

建具枠のアンカーって、900mm間隔くらいでもいいのかな。なんか広い気がするけど。

この記事の要点

令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25は、鋼製建具に関する問題です。正解は選択肢1。アンカーの間隔は中間を500mm以下程度とします。

令和7年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25は、鋼製建具に関する問題です。なお、1枚の戸の有効開口は幅950mm以下、高さ2,400mm以下とします。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢1

建具枠のアンカーは「ある程度間隔をあけてもよい」と勘違いしがちなんですが、900mmは広すぎます。アンカーの間隔は、枠の両端を逃げた位置から中間を500mm以下程度で設けるわけです。間隔が広いと、枠が反ったりモルタル充填時に動いたりするんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) アンカーの間隔は中間を500mm以下程度とする。900mmは広すぎる
2 ○(正しい) フラッシュ戸の中骨を300mm以下の間隔で設ける
3 ○(正しい) 錆止め塗装の2回塗りで、1回目を工場、2回目を工事現場で行う
4 ○(正しい) くつずりは裏面に鉄線等を取り付け、モルタル詰めの後に取り付ける

選択肢1は、アンカーを900mm内外の間隔で設けるとする点が誤りです。中間は500mm以下程度の間隔とします。

この問題のポイント

この問題では、建具枠を固定するアンカーの間隔が分かっているかが問われています。

鋼製建具の枠は、コンクリートやモルタルにアンカーで固定して取り付けます。

このアンカーの間隔が広すぎると、固定が甘くなって枠が反ったり、モルタルを詰めるときに枠が動いたりするんです。

そのため、アンカーは枠の両端を少し逃げた位置に置き、中間部は500mm以下程度の間隔で設けます。900mmはこの基準より大きく、広すぎるわけです。

選択肢1

これが誤りを含む選択肢です。「建具枠取付け用のアンカーを、枠の両端から逃げた位置から900mm内外の間隔で設けた」とありますが、ここが不適当なんです。

アンカーの間隔は、中間部で500mm以下程度とするのが正しい取付けです。

例えば、間隔が900mmもあると、枠の固定が弱くなり、モルタル充填時に枠が動いてしまいますね。

900mmは基準より広すぎるため、選択肢1は不適当ということです。

選択肢2

選択肢2はフラッシュ戸の中骨についての記述です。

フラッシュ戸は、骨組み(中骨)の両面に鋼板を張った戸です。面材がへこまないよう、中骨は300mm以下の間隔で設けます。

中骨が密なほど戸の表面がしっかりしますね。記述のとおり適当です。

選択肢3

選択肢3は錆止め塗装の2回塗りについての記述です。

錆止め塗装を2回塗りとする場合、1回目は工場で行い、2回目を工事現場で行います。

運搬中に傷ついた部分を現場で補える流れですね。記述のとおり適当です。

選択肢4

選択肢4はくつずりの取付けについての記述です。

くつずり(戸の下枠)は、あらかじめ裏面に鉄線などを取り付けておき、モルタル詰めを行った後に取り付けます。

裏にモルタルを充填して、すき間なく固定するためですね。記述のとおり適当です。

覚え方

建具枠のアンカーは「中間は500mm以下、900mmは広すぎ」と数値で押さえましょう。

間隔が広いと枠が反ったり、モルタル詰めのときに動いてしまうんです。

アンカーは中間500mm以下→900mmは広すぎて固定が甘いと覚えると、選択肢1のひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

建具枠取付け用アンカーの中間部の間隔は、どの程度とするか。

500mm以下程度とします。900mmでは広すぎて固定が甘くなります。

Q.

フラッシュ戸の中骨は、どの程度の間隔で設けるか。

300mm以下の間隔で設けます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和7年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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