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令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 No.36を解説、工事現場の安全管理

けんせつる

けんせつる

OJTって、毎日のお決まりの活動を続けることだったかな。

この記事の要点

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.36は、工事現場の安全管理に関する問題です。正解は選択肢4。毎日・毎週・毎月の実施事項を定型化する活動は安全施工サイクルで、OJTの説明ではないわけです。

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.36は、工事現場の安全管理に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢4

毎日・毎週・毎月の実施事項を定型化して回すのは安全施工サイクルのことなんです。OJTは、実際の仕事をしながら先輩が教える教育のこと。名前と中身が入れ替わったひっかけなので、用語の対応で覚えておきましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 新規入場者教育は、新しく現場に入った者に方針や手順を教える
2 ○(正しい) KY活動は、危険性や有害性に対し正しい行動を互いに確認し合う
3 ○(正しい) TBMは、職長を中心に作業開始前の短時間で安全を話し合う
4 ×(誤り) 毎日・毎週・毎月の実施事項を定型化して続けるのは安全施工サイクル。OJTの説明ではない

選択肢4は、安全施工サイクルの内容を「OJT」の説明としている点が誤りで、OJTは実際の仕事を通じて教える教育のことです。

この問題のポイント

この問題では、安全管理でよく出る活動の名前と中身の対応が問われています。

カタカナの用語が並ぶと混乱しやすいところですね。まずは1つずつ、何をする活動かを押さえておきましょう。

OJTは、現場の実際の仕事をしながら、先輩や上司が部下に教える教育のことです。

一方、毎日・毎週・毎月の安全活動を型として決め、繰り返し回していくのは安全施工サイクルです。選択肢4はこの2つを取り違えているわけです。

選択肢1

選択肢1は新規入場者教育についての記述です。

その現場に初めて入る人は、ルールも危険箇所も知りません。そこで、作業所の方針や安全施工サイクルの中身、作業手順を教えます。

例えば、立入禁止の場所や避難経路を最初に伝えるわけです。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢2

選択肢2はKY(危険予知)活動についての記述です。

KY活動は、これからの作業にどんな危険が潜んでいるかを出し合い、正しい行動を互いに確認する活動です。

作業グループ全員で危険を先読みして共有するわけです。記述のとおりなので適当です。

選択肢3

選択肢3はTBM(ツールボックスミーティング)についての記述です。

TBMは、職長を中心に、作業開始前の短い時間で行う打ち合わせです。その日の作業の安全について、その場で話し合います。

道具箱の前で集まって行うイメージから、この名前がついています。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢4

これが誤りを含む選択肢です。「OJTとは、毎日・毎週・毎月の基本的な実施事項を定型化し、継続的に実施する活動」とありますが、これは別の用語の説明です。

毎日・毎週・毎月の安全活動を型として決め、繰り返し回していくのは安全施工サイクルです。

OJTは、実際の仕事を通じて、先輩が部下に技能や知識を教える教育のことなんです。

名前と中身が入れ替わっているため、選択肢4は不適当ということです。

覚え方

OJTは仕事をしながらの教育、安全施工サイクルは決まった安全活動の繰り返し、と分けて覚えると間違えにくくなります。

毎日・毎週・毎月という言葉が出てきたら、安全施工サイクルを思い浮かべましょう。

OJTは実務を通じた教育、毎日毎週毎月の定型活動は安全施工サイクルとセットで覚えると、選択肢4のような用語の取り違えに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

毎日・毎週・毎月の基本的な安全活動を定型化して継続的に行うものを何というか。

安全施工サイクルです。OJTとは別の活動です。

Q.

OJTとはどのような活動か。

実際の仕事を通じて、先輩や上司が部下に技能や知識を教える教育です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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