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令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 No.26を解説、建具工事

けんせつる

けんせつる

アルミ建具の小ねじって、亜鉛めっきした鋼製でいいんだっけ。

この記事の要点

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.26は、建具工事に関する問題です。正解は選択肢3。アルミニウム製建具の組立てに使う小ねじはステンレス製とします。

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.26は、建具工事に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢3

アルミと鉄を直接組み合わせると、電気的な作用でアルミ側が腐食するんです。だからアルミ建具の組立てに使う小ねじはステンレス製とする。亜鉛めっき鋼製では、めっきが切れた瞬間から腐食が進むというわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 樹脂製建具は加工・組立てからガラス組込みまで製作所で行う
2 ○(正しい) 木製フラッシュ戸の框材には錠前当たり補強を設ける
3 ×(誤り) アルミ建具の組立ての小ねじはステンレス製とする
4 ○(正しい) ステンレスに接する鋼製補強材は錆止め塗装をする

選択肢3は、小ねじを亜鉛めっき鋼製としている点が誤りです。

この問題のポイント

この問題は、建具の材質の組み合わせや補強の考え方が問われています。

特に大事なのが、性質の違う金属どうしを接触させると腐食が進むという点なんです。

アルミと鉄のように電位の差が大きい金属が触れると、水分があると片方が早く錆びます。ここは混乱しやすいところですね。

ザックリ言えば、アルミ建具の細かい金物はステンレスでそろえる、ということです。

選択肢1

選択肢1は樹脂製建具の製作についての記述です。

樹脂製建具は精度が必要なため、加工から組立て、ガラスの組込みまでを建具製作所で行います。

現場での無理な加工を避け、仕上がりをそろえるためですね。記述のとおりなので適当です。

選択肢2

選択肢2は木製フラッシュ戸の補強についての記述です。

フラッシュ戸の框材には、錠前が当たる部分に補強を入れておきます。

例えば、長年の開け閉めで錠前まわりがゆるんだり壊れたりするのを防ぐわけです。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢3

これが誤りを含む選択肢です。「アルミニウム製建具の組立てに使用する小ねじは、亜鉛めっき処理した鋼製のものを使用した」とありますが、ここが間違いなんです。

アルミと鉄を直接組み合わせると、水分があるところで電気的な作用が起き、アルミ側が腐食していきます。

亜鉛めっきをしていても、めっきが傷ついて鋼が露出すれば腐食が始まります。

そのため、アルミニウム製建具の組立てに使う小ねじはステンレス製とするのが正しいわけです。よって選択肢3は不適当ということです。

選択肢4

選択肢4は鋼製補強材の錆止めについての記述です。

ステンレス製建具でも、内部の補強材に鋼製を使うことがあります。

このとき、ステンレスに接する鋼製補強材には錆止め塗装をして、鋼側の腐食を防ぎます。記述のとおりなので適当ですね。

覚え方

建具の金物は「アルミにはアルミかステンレス」と覚えるのがコツです。

性質の違う金属を直接触れさせない、と押さえておくと迷いません。

アルミ建具の小ねじはステンレス、鉄と直接組ませると腐食するとセットで覚えると、選択肢3のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

アルミニウム製建具の組立てに使用する小ねじは、何製とするか。

ステンレス製です。亜鉛めっき鋼製では異種金属接触腐食が進みます。

Q.

ステンレス製建具で、ステンレスに接する鋼製の補強材にはどんな処理をするか。

錆止め塗装をします。鋼側の腐食を防ぐためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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