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令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 No.25を解説、とい工事

けんせつる

けんせつる

縦どいの継手って、上のといを下のといに差し込むんだっけ、その逆だっけ。

この記事の要点

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25は、とい工事に関する問題です。正解は選択肢2。鋼板製丸縦どいの継手は、上の縦どいを下の縦どいの中に差し込みます。

令和6年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.25は、とい工事に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢2

といは「上を内側、下を外側」が鉄則なんです。上の縦どいを下の縦どいの中に差し込むのが正しい。下を上に差し込むと、継手の隙間から雨水が外に漏れてしまうというわけです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 硬質塩化ビニル製縦どいは10m超でエキスパンション継手を設ける
2 ×(誤り) 丸縦どいの継手は上の縦どいを下の縦どいの中に差し込む
3 ○(正しい) 硬質塩化ビニル製軒どいは1本10m以内、伸縮を集水器で吸収
4 ○(正しい) 鋼板製軒どいの両端は丸軒どいは耳巻き、角軒どいは折曲げ

選択肢2は、下の縦どいを上の縦どいの中に差し込んだとしている点が誤りで、上下がです。

この問題のポイント

この問題は、といの継手や伸縮の処理の仕方が問われています。

特に縦どいの継手は、水の流れる向きを意識すると間違えません。

水は上から下に流れるので、上のといを下のといの中に入れておけば、継ぎ目から外に水がもれないんです。ここは混乱しやすいところですね。

ザックリ言えば、上のといを下のといに差し込み、水を内側で受け流す、ということです。

選択肢1

選択肢1はエキスパンション継手についての記述です。

硬質塩化ビニルは温度で伸び縮みします。縦どいが10mを超えるほど長いと、その伸縮量も大きくなります。

そこで、動きを逃がすためにエキスパンション継手を設けるんです。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。「下の縦どいを上の縦どいの中に差し込んで継いだ」とありますが、上下の向きが逆なんです。

正しくは、上の縦どいを下の縦どいの中に差し込みます。

水は上から下へ流れます。上のといを内側にしておけば、流れてきた水が継ぎ目の内側を通って下のといに入っていきます。

逆に下を上の中に入れると、継ぎ目の隙間から外へ水がもれてしまうわけです。よって選択肢2は不適当ということです。

選択肢3

選択肢3は軒どいの伸縮についての記述です。

硬質塩化ビニル製の軒どいも、長くなると伸縮量が増えます。

そこで、1本の長さを10m以内とし、伸縮を集水器の部分で吸収させます。継手部に無理な力がかからないようにするためですね。記述のとおりなので適当です。

選択肢4

選択肢4は軒どいの端部処理についての記述です。

鋼板製の軒どいは、端部を補強しておかないと変形しやすくなります。

そこで、丸軒どいは縁を巻き込む耳巻き、角軒どいは折り曲げて補強します。記述のとおりなので適当ですね。

覚え方

縦どいの継手は「上を内、下を外」と覚えるのがコツです。

水の流れる向きにそって、上のといを下のといに差し込みます。

縦どいは上のといを下のといの中へ、水は内側を流すとセットで覚えると、選択肢2のようなひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

鋼板製丸縦どいの長さ方向の継手は、上下どちらのといをどちらの中に差し込むか。

上の縦どいを下の縦どいの中に差し込みます。水が外にもれないようにするためです。

Q.

硬質塩化ビニル製軒どいの伸縮は、どこで吸収させるか。

集水器の部分です。1本の長さは10m以内とします。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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