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令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 No.44を解説、建築基準法施行令

けんせつる

けんせつる

集会場の階段の幅って、120cmで足りるんだっけ。

この記事の要点

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.44は、建築基準法施行令に関する問題です。正解は選択肢1。集会場の客用屋内階段の幅は140cm以上が必要だからです。

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.44は、建築基準法施行令上の規定に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、誤っているものを1つ選びます。

正解:選択肢1

集会場のような多くの人が利用する建物の客用屋内階段の幅は、140cm以上が必要なんです。「階段の幅はだいたい120cmあれば足りる」と勘違いしがちですが、不特定多数が使う避難の動線は、住宅などより広く取ると整理しておくのが一番安全ですね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 集会場の客用屋内階段の幅は140cm以上が必要
2 ○(正しい) 戸建て住宅の階段の蹴上げは23cm以下
3 ○(正しい) 木造の床下は壁の長さ5m以下ごとに換気孔を設ける
4 ○(正しい) 木造の床上面は地面から45cm以上

選択肢1は、客用屋内階段の幅を「120cm以上」としている点が誤りで、正しくは140cm以上が必要です。

この問題のポイント

この問題では、階段や木造の床下に関する施行令上の数値が問われています。

特に階段の幅は、建物の用途と利用者によって基準が変わるところですね。

不特定多数の人が使う集会場や物販店舗などは、住宅や事務所より広い幅が求められるわけです。

選択肢1

選択肢1は集会場の階段の幅についての記述です。

集会場や劇場のように多数の人が利用する建物の客用屋内階段は、幅140cm以上が必要です。記述では120cm以上としています。

例えば、避難時に多くの人が一度に階段を使う場面を考えると、住宅と同じ幅では危ないわけです。数値が不足しているため、選択肢1が誤りということです。

選択肢2

選択肢2は戸建て住宅の蹴上げについての記述です。

戸建て住宅の階段の蹴上げは23cm以下とします。記述のとおりなので正しいですね。

蹴上げは一段の高さのことです。住宅は比較的急な階段が認められているわけです。

選択肢3

選択肢3は床下の換気孔についての記述です。

最下階の居室の床が木造の場合、原則として外壁の床下部分に、壁の長さ5m以下ごとに所定の換気孔を設けます。記述のとおりなので正しいです。

例えば、床下に湿気がこもると木材が腐りやすくなるため、こまめに換気孔を設けて通気を確保するわけです。

選択肢4

選択肢4は木造の床の高さについての記述です。

最下階の居室の床が木造の場合、床の上面の高さは原則として直下の地面から45cm以上とします。記述のとおりなので正しいですね。

これも床下の湿気対策で、地面から一定の高さを確保しているわけです。

覚え方

階段の幅は、誰が使う建物かをセットで押さえると間違えにくくなります。

多くの人が利用する集会場などの客用屋内階段は140cm以上です。住宅の階段の幅75cm以上とは別の数字なんです。

集会場など多人数利用の客用屋内階段は幅140cm以上、住宅とは別基準とセットで覚えると、選択肢1のような数値ひっかけに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

集会場における客用の屋内階段の幅は何cm以上必要か。

140cm以上です。120cmでは不足します。

Q.

最下階の居室の床が木造の場合、床上面は地面から何cm以上とするか。

原則として45cm以上です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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