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令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 No.37を解説、足場

けんせつる

けんせつる

建地の継手って、そろえて置いたほうが丈夫なんじゃないの。

この記事の要点

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.37は、足場に関する問題です。正解は選択肢2。単管足場の隣接する建地の継手部は、同一レベルを避けて千鳥に配置するからです。

令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.37は、足場に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢2

隣り合う建地の継手を同じ高さにそろえると、その段だけ弱点が並んでしまうんです。だから継手は同一レベルを避けて千鳥に配置するわけですね。「そろえたほうが丈夫そう」と感じがちですが、足場や鉄筋の継手は位置をずらすのが基本、と覚えるのが安全です。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 地上第一の布は高さ2m以下の位置に設ける
2 ×(誤り) 隣接する建地の継手は同一レベルを避け千鳥に配置
3 ○(正しい) 建地の間隔はけた行1.85m以下、はり間1.5m以下
4 ○(正しい) 移動式足場の脚輪ブレーキは移動中を除き常に作動

選択肢2は、隣接する建地の継手部を同一レベルに配置するとしている点が誤りで、正しくは同一レベルを避けて千鳥に配置します。

この問題のポイント

この問題では、単管足場や移動式足場の基本的な決まりが問われています。

足場は、転落や倒壊を防ぐために、寸法や配置のルールが細かく決まっています。

ザックリ言えば、足場は「弱点を一か所に集めない」「数値の基準を守る」のがポイントということなんです。

選択肢2は、その「弱点を集めない」という考え方に反しているわけですね。

選択肢1

選択肢1は地上第一の布の高さの記述です。

単管足場の地上第一の布は、高さ2m以下の位置に設けます。

低い位置で建地どうしをつないでおくと、足場全体が安定するわけですね。記述のとおり適当です。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。「隣接する建地の継手部は、同一レベルとなるように配置した」とありますが、正しくは同一レベルを避けて千鳥に配置します。

継手は、つなぎ目なのでどうしても弱くなります。隣り合う建地の継手を同じ高さにそろえると、その段に弱点が並んでしまうわけです。

だから継手の位置を上下にずらして、弱点が一か所に集まらないようにします。配置の考え方が逆なので、選択肢2は不適当ということです。

選択肢3

選択肢3は建地の間隔の記述です。

単管足場の建地の間隔は、けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下とします。

建地の間隔が広すぎると、1本あたりの負担が大きくなって危険なんです。記述のとおり適当ですね。

選択肢4

選択肢4は移動式足場(ローリングタワー)の脚輪ブレーキの記述です。

移動式足場は、車輪が付いていて動かせる足場です。移動中を除き、脚輪のブレーキは常に作動させておきます。

例えば、作業中に足場が勝手に動き出すと転落につながりますね。だから止めておくわけで、記述のとおり適当です。

覚え方

継手は足場でも鉄筋でも「ずらす」のが基本です。

同じ位置に継手を集めると、そこが弱点の列になってしまうので、千鳥に配置するわけなんです。

単管足場の継手=同一レベルを避けて千鳥配置、弱点を一か所に集めないと覚えておけば、選択肢2のような引っかけに対応できるでしょう。

一問一答

Q.

単管足場の隣接する建地の継手部は、どのように配置するか。

同一レベルを避けて千鳥に配置します。同一レベルにそろえるのは誤りです。

Q.

単管足場の建地の間隔は、けた行方向・はり間方向でそれぞれいくつ以下か。

けた行方向1.85m以下、はり間方向1.5m以下です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和6年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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