けんせつる
継手の名前と図がごちゃごちゃになって、どれがどれだか分からなくなるんだよなあ。
この記事の要点
令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.21は、在来軸組構法の木工事における継手の名称と図の組合せの問題です。正解は選択肢4。
令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.21は、在来軸組構法の木工事における継手の名称と、その図の組合せに関する問題です。
問題文と図は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 相欠き継ぎは、両材を半分ずつ欠いて重ねる形で図と合う |
| 2 | ○(正しい) | 目違い継ぎは、小さな突起でずれを止める形で図と合う |
| 3 | ○(正しい) | 金輪継ぎは、込み栓で締める強い継手で図と合う |
| 4 | ×(誤り) | 図がありの形にかみ合う腰掛け蟻継ぎの形になっていない |
選択肢4は、図の継手が末広がりのありの形でかみ合っておらず、名称の腰掛け蟻継ぎと図が一致しない点が誤りです。
この問題は、継手の名前と図の形が正しく組み合わさっているかを問うています。
継手は、木材どうしを長さ方向につなぐ仕口の一種です。名前だけ覚えても、図と結びつかないと解けないわけです。
ここは図の形をイメージできるかで差がつくところですね。
ザックリ言えば、それぞれの継手は「どんな形でかみ合うか」で名前が決まっている、ということです。
選択肢1は相欠き継ぎの図との組合せです。
相欠き継ぎは、つなぐ2本の材をそれぞれ半分ずつ欠き取り、重ね合わせる継手なんです。
例えば、2枚の板を半分ずつ削って重ねると、段差なく面がそろいます。図もこの重ね合わせの形になっているので、組合せは適当です。
選択肢2は目違い継ぎの図との組合せです。
目違い継ぎは、突き合わせた面に小さな突起(目違い)を設け、横方向のずれを止める継手です。
図にも小さな突起でかみ合う形が描かれています。よって組合せは適当ですね。
選択肢3は金輪継ぎの図との組合せです。
金輪継ぎは、斜めの仕口に込み栓を打ち込んで強く締めつける継手で、引張りにも強いのが特徴なんです。
図も込み栓で締める形になっています。土台や桁など、強さが求められる箇所に使われます。組合せは適当です。
これが誤りを含む選択肢です。名称は腰掛け蟻継ぎですが、図が一致していません。
腰掛け蟻継ぎは、片方の材の先を末広がりの「あり」の形に加工し、相手の溝にはめ込む継手です。ありの形ががっちりかみ合うため、抜けにくいんです。
選択肢4の図は、ありの形でかみ合っておらず、別の継手の形になっています。名称と図がずれているため、この組合せが不適当ということです。
継手は、図の「かみ合いの形」から名前を逆算すると間違えにくくなります。
末広がりにかみ合えば蟻、込み栓で締めれば金輪、半分ずつ欠けば相欠きです。
蟻=末広がりにかみ合う形、これと違えば腰掛け蟻継ぎではないと覚えておくと、選択肢4のような図と名称のずれを見抜けるでしょう。
材の先を末広がりの形に加工し、相手の溝にはめ込んで抜けにくくする継手を何というか。
蟻継ぎ(腰掛け蟻継ぎ)です。ありの形ががっちりかみ合うのが特徴です。
2本の材を半分ずつ欠き取って重ね合わせる継手を何というか。
相欠き継ぎです。重ねたときに面がそろうのが特徴です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4
選択肢4の図は、男木と女木をまっすぐ突き合わせた継手の形をしています。これは腰掛け鎌継ぎなどに近い形で、ありの形にかみ合う腰掛け蟻継ぎの図とは違うんです。継手は名前ではなく、かみ合わせの形で見分けるのがコツですね。