けんせつる
プライムコートって、路床の上だっけ、路盤の上だっけ。
この記事の要点
令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.15は、アスファルト舗装工事に関する問題です。正解は選択肢3。プライムコートは路盤の上に施します。
令和6年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.15は、アスファルト舗装工事に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 路盤は荷重を分散させて路床に伝える |
| 2 | ○(正しい) | 表層は摩耗・せん断力に抵抗し走行性を確保する |
| 3 | ×(誤り) | プライムコートは路盤の面を保護し、路盤とアスファルト層をなじませる |
| 4 | ○(正しい) | フィラーはアスファルトと一体で骨材の間隙を充填する |
選択肢3は、プライムコートを「路床」と「路盤」の間としている点が誤りで、正しくは路盤の上に施すものです。
この問題では、アスファルト舗装の各層と工程の役割が問われています。
特に「路床」と「路盤」の位置関係は、混同しやすいところですね。
舗装は下から順に、路床(地盤側の土の部分)、路盤(砕石などを敷いた層)、その上に表層がのる構成です。
プライムコートは、路盤の表面に散布する乳剤で、路盤とその上のアスファルト混合物層をなじませる役割があります。選択肢3は対象を一段下にずらしているわけです。
選択肢1は路盤の役割についての記述です。
路盤は、舗装路面に作用する荷重を広い面積に分散させ、その下の路床に伝えます。
砕石などで作ったクッションのような層、とイメージするとよいでしょう。記述のとおりなので適当です。
選択肢2は表層の役割についての記述です。
表層は、交通荷重による摩耗やせん断力に抵抗し、平坦で滑りにくい快適な走行性を確保します。
車が直接通る一番上の層なので、すり減りに強い必要があるわけですね。記述のとおりなので適当です。
これが誤りを含む選択肢です。「プライムコートは、路床の仕上がり面を保護し、路床と路盤との接着性を向上させる」とありますが、対象がずれています。
プライムコートが散布されるのは路盤の上で、保護するのも路盤の仕上がり面です。
そして、なじませるのは路盤とその上のアスファルト混合物層です。路床と路盤を取り違えているため、選択肢3は不適当ということです。
選択肢4はフィラーについての記述です。
フィラーは石粉などの細かい粉で、アスファルトと一体となって骨材どうしのすき間(間隙)を充填します。
細かい粉が骨材のすき間を埋め、混合物を密にするわけです。記述のとおりなので適当ですね。
舗装の順番は、下から「路床→路盤→表層」と覚えると間違えにくくなります。
プライムコートは路盤の上、と位置をセットで押さえるわけです。
プライムコート=路盤の上に散布、路盤とアスファルト層をなじませると覚えておくと、選択肢3のような路床・路盤の入れ替えに引っかからなくなるでしょう。
プライムコートはどの層の上に散布するか。
路盤の上です。路盤の面を保護し、路盤とその上のアスファルト混合物層をなじませます。
路盤の役割は何か。
舗装路面に作用する荷重を分散させ、その下の路床に伝える役割です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢3
舗装は下から路床・路盤・表層と重なります。プライムコートは路盤の仕上がり面を保護し、路盤とアスファルト混合物層をなじませるための乳剤なんです。選択肢3は「路床と路盤」と一段ずれていますね。路床と路盤を取り違えさせる定番のひっかけです。