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令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 No.34を解説、品質管理に関する用語

けんせつる

けんせつる

ALCって品質管理の用語だっけ。なんとなく聞いたことはあるけど。

この記事の要点

令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.34は、品質管理に関する用語の問題です。正解は選択肢3。ALCは軽量気泡コンクリートの建材で、品質管理の用語とは最も関係が少ないからです。

令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.34は、品質管理に関する用語の問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの用語のうち、品質管理に最も関係の少ないものを選びます。

正解:選択肢3

ALCは品質管理の手法の名前ではなく、軽量気泡コンクリートという建材の名前なんです。アルファベットの略語が並ぶと全部それっぽく見えますが、ALCだけは材料の名前。ここで引っかからないようにしたいですね。

各選択肢の正誤

選択肢 関係 解説
1 関係が深い PDCAは品質を継続的に改善する管理サイクル
2 関係が深い トレーサビリティは材料の履歴を追跡する品質管理用語
3 関係が少ない ALCは軽量気泡コンクリートという建材の名前
4 関係が深い サンプリングは検査で標本を抜き取る品質管理用語

選択肢3のALCは品質管理の手法ではなく、軽量気泡コンクリートという建材を指すため、品質管理用語とは最も関係が少ないわけです。

この問題のポイント

この問題では、並んだ用語が品質管理に関わるかどうかが問われています。

4つのうち3つは品質を管理するための言葉ですが、1つだけ材料の名前が混ざっているんです。

アルファベットの略語が並ぶと、どれも管理手法に見えてしまいますね。ここは落ち着いて中身を思い出すところです。

例えば、PDCAやサンプリングは「品質を良くするための仕組み」ですが、ALCは「壁や床に使う材料そのもの」なわけです。

選択肢1

選択肢1はPDCAです。

PDCAは、計画(Plan)、実行(Do)、確認(Check)、改善(Action)を繰り返して品質を高める管理サイクルのことです。

品質管理の中心的な考え方なので、品質管理に深く関係します。

選択肢2

選択肢2はトレーサビリティです。

トレーサビリティとは、材料や製品がどこから来てどう加工されたかという履歴を追跡できることです。

不具合が出たときに原因をたどれるので、品質管理に深く関係します。

選択肢3

これが最も関係の少ない選択肢です。ALC軽量気泡コンクリートのことで、外壁や床に使われるパネル状の建材なんです。

品質を管理する手法や考え方ではなく、材料そのものの名前です。なぜかというと、ALCはAutoclaved Lightweight Concreteの略で、製品の種類を表す言葉だからなんです。

よって品質管理の用語としては最も関係が少なく、選択肢3が答えということです。

選択肢4

選択肢4はサンプリングです。

サンプリングとは、全部を調べる代わりに一部を抜き取って検査する方法のことです。抜取検査の基本ですね。

品質を確認するための手法なので、品質管理に深く関係します。

覚え方

品質管理の用語は「仕組み・手法」か「材料・製品」かで分けると見抜けます。

PDCA・トレーサビリティ・サンプリングは品質を管理する仕組みや手法で、ALCだけが材料の名前です。

ALCは軽量気泡コンクリートという建材であって品質管理の手法ではないと覚えておくと、こうした混在型の問題で迷わなくなるでしょう。

一問一答

Q.

ALCとは何を指す言葉か。

軽量気泡コンクリートという建材です。品質管理の手法ではありません。

Q.

材料や製品の履歴を追跡できることを表す品質管理用語は何か。

トレーサビリティです。不具合の原因を後からたどれるようにする考え方です。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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