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令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 No.15を解説、構内舗装工事

けんせつる

けんせつる

クラッシャランって、川で採れた砂利のことだっけ。

この記事の要点

令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.15は、構内舗装工事に関する問題です。正解は選択肢1。クラッシャランは岩石を破砕した砕石です。

令和5年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.15は、構内舗装工事に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢1

クラッシャランは、岩石やコンクリートを砕いて作った砕石なんです。「採取したままの砂利」は切込砂利のことで、別物ですね。クラッシャ(crush=砕く)という名前そのままだ、と気づけば迷わなくなるでしょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) クラッシャランは岩石を破砕した砕石。採取したままの砂利ではない
2 ○(正しい) 路床は軟弱な場合を除き現地盤の土を十分締め固める
3 ○(正しい) 舗装コンクリートのスランプは一般の建築物より小さい
4 ○(正しい) アスファルト舗装は荷重や温度変化でたわみ変形する

選択肢1は、クラッシャランを「採取したままの砂利」としている点が誤りで、正しくは岩石などを破砕した砕石です。

この問題のポイント

この問題では、舗装に使う材料や施工の基本が問われています。

特にクラッシャランの正体は、引っかかりやすいところですね。

クラッシャランは、岩石やコンクリート塊を機械で砕き、ふるい分けせずにそのまま使う砕石です。名前の「クラッシャ」は砕く機械を指します。

一方、川や山から採取したままの自然の砂利は「切込砂利」などと呼ばれ、別の材料なんです。

選択肢1

これが誤りを含む選択肢です。「クラッシャランは採取したままの砂利で、砂と土粒の混入したもの」とありますが、ここに取り違えがあります。

クラッシャランは、岩石などを破砕して作った砕石です。砕いた石なので角ばっていて、かみ合って締まりやすいのが特徴なんです。

採取したままの自然の砂利は切込砂利であり、クラッシャランとは別物です。

材料の説明が取り違えられているため、選択肢1は不適当ということです。

選択肢2

選択肢2はアスファルト舗装の路床についての記述です。

路床とは、舗装の一番下にある地盤の部分です。地盤が軟弱な場合を除けば、現地盤の土をそのまま十分に締め固めて使います。

わざわざ良い土に入れ替えなくても、しっかり締め固めれば下地として使えるわけです。記述のとおりなので適当ですね。

選択肢3

選択肢3は舗装コンクリートのスランプについての記述です。

舗装に使うコンクリートは、表面の形を保ったまま仕上げる必要があります。やわらかすぎると流れてしまうので、スランプは一般の建築物より小さく(硬めに)します。

つまり、しっかり形が残る硬さにするわけです。記述のとおりなので適当です。

選択肢4

選択肢4はアスファルト舗装の性質についての記述です。

アスファルト舗装は、交通の荷重や温度の変化に対して、しなるように変形する性質があります。これをたわみ変形といいます。

ガチガチに割れるのではなく、しなって追従するわけです。記述のとおりなので適当ですね。

覚え方

クラッシャランは、名前のとおり「クラッシュ(砕く)」した石と覚えましょう。

自然のままの砂利ではなく、機械で破砕した砕石です。

クラッシャラン=岩石を砕いた砕石、採取したままの砂利は切込砂利とセットで覚えると、選択肢1のようなすり替えに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

クラッシャランとはどのような材料か。

岩石やコンクリート塊を破砕してそのまま使う砕石です。採取したままの砂利ではありません。

Q.

舗装コンクリートのスランプは、一般の建築物に比べてどうするか。

小さく(硬め)にします。表面の形を保って仕上げるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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