ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和5年
  5. > No.50 消防用設備等

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 No.50を解説、消防用設備等

けんせつる

けんせつる

連結送水管って、消火設備の仲間でいいんだっけ。

この記事の要点

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.50は、消防用設備等の種類と機械器具・設備の組合せに関する問題です。正解は選択肢2。連結送水管は消火活動上必要な施設であり、消火設備ではないからです。

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.50は、消防用設備等に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、消防用設備等の種類と機械器具又は設備の組合せのうち、消防法上、誤っているものを選びます。

正解:選択肢2

連結送水管は、消防隊が建物に水を送り込むための設備で、消火活動上必要な施設に分類されるんです。消火設備とは別の区分なんですね。「送水」「消火」と言葉が似ているので、ここがねらわれやすいところです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 警報設備 ― 漏電火災警報器
2 ×(誤り) 連結送水管は消火活動上必要な施設。消火設備ではない
3 ○(正しい) 消火活動上必要な施設 ― 排煙設備
4 ○(正しい) 避難設備 ― 救助袋

選択肢2は、連結送水管を消火設備に分類した点が誤りで、正しくは消火活動上必要な施設です。

この問題のポイント

この問題では、消防用設備等がどの区分に入るかが問われています。

消防用設備等は、大きく消火設備、警報設備、避難設備、消火活動上必要な施設などに分かれるのがポイントですね。

消火設備は、消火器や屋内消火栓、スプリンクラーなど、火を消すための設備です。

一方の消火活動上必要な施設は、連結送水管や排煙設備など、消防隊の活動を助ける設備です。役割が違うわけです。

選択肢1

選択肢1は警報設備の組合せです。

漏電火災警報器は、漏電による発熱や火災を知らせる設備です。火災を早く知らせる役割なので、警報設備に入ります。

区分と設備の組合せが一致しているわけです。

選択肢2

これが誤りを含む選択肢です。「消火設備 ― 連結送水管」とあります。

しかし連結送水管は、消防隊が建物の各階に水を送り込むための設備で、消火活動上必要な施設に分類されます。なぜかというと、消防隊の消火活動を支える設備だからなんです。

消火器やスプリンクラーのような消火設備とは別の区分です。選択肢2は不適当ということです。

選択肢3

選択肢3は消火活動上必要な施設の組合せです。

排煙設備は、火災時に煙を屋外へ排出し、消防隊の進入や避難を助ける設備です。消火活動上必要な施設に入ります。

区分と設備の組合せが一致しているんです。

選択肢4

選択肢4は避難設備の組合せです。

救助袋は、上の階から地上へ安全に降りるための避難器具です。人を逃がす設備なので、避難設備に入ります。

区分と設備の組合せが一致しているわけですね。

覚え方

消防用設備等は「消すための設備か、消防隊を助ける施設か」で分けると整理しやすくなります。

連結送水管や排煙設備は、消防隊の活動を支える消火活動上必要な施設です。消火器やスプリンクラーが消火設備なわけです。

連結送水管は消火活動上必要な施設、消火設備ではないとセットで覚えると、選択肢2のひっかけに強くなるでしょう。

一問一答

Q.

連結送水管は、消防用設備等のどの区分に分類されるか。

消火活動上必要な施設です。消火設備ではありません。

Q.

救助袋は、消防用設備等のどの区分に分類されるか。

避難設備です。

令和5年 2級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和5年 2級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>