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令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 No.31を解説、材料の保管

けんせつる

けんせつる

板ガラスって、平積みで保管していいんだっけ。

この記事の要点

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.31は、工事現場における材料の保管に関する問題です。正解は選択肢3。板ガラスは平積みではなく立てて保管するからです。

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.31は、材料の保管に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

正解:選択肢3

板ガラスは、平積みにすると下のガラスに重さがかかって割れやすくなるんです。だから立てて保管するのが原則ですね。現場では「ガラスは寝かせない」と覚えておくのが一番安全だと思います。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 巻いた壁紙は、くせが付かないように立てて保管する
2 ○(正しい) ビニル床タイルは箱詰めのまま積重ね10段までで保管する
3 ×(誤り) 板ガラスは平積みではなく立てて保管する
4 ○(正しい) 袋入りアスファルトは積重ね10段までで保管する

選択肢3は、板ガラスを「平積み」で保管するとした点が誤りで、正しくは立てて保管するです。

この問題のポイント

この問題では、材料ごとに正しい保管方法を区別できるかが問われています。

ポイントは「立てる材料」と「積む材料」の見分けですね。

巻いた壁紙や板ガラスは、寝かせると変形や破損が起きやすいので立てて保管します。

一方でビニル床タイルや袋入りアスファルトは、箱や袋のまま積重ねますが、高く積みすぎないよう10段程度を上限とするわけです。

選択肢1

選択肢1は巻いた壁紙の保管です。

壁紙は巻いた状態で運ばれます。横にして置くと巻きぐせや折れが付き、貼ったときに目立ってしまうんです。

だから立てて保管するのが正しく、記述のとおりで適当ですね。

選択肢2

選択肢2はビニル床タイルの保管です。

ビニル床タイルは、乾燥した床に箱詰め梱包のまま置き、積重ねは10段までとします。

高く積みすぎると下のタイルに荷重がかかって変形するからです。記述のとおりなので適当です。

選択肢3

これが誤りを含む選択肢です。「板ガラスは、クッション材を挟み、乾燥した場所に平積みで保管した」とあります。

しかし板ガラスを平積みにすると、下のガラスに上のガラスの重さがかかり、割れやひびの原因になるんです。なぜかというと、ガラスは面で受ける荷重に弱いからですね。

正しくは立てて保管するため、選択肢3は不適当ということです。

選択肢4

選択肢4は防水用の袋入りアスファルトの保管です。

袋入りアスファルトは、積重ねを10段までとして保管します。

積みすぎると下の袋がつぶれてしまうため、段数を制限するわけです。記述のとおりなので適当ですね。

覚え方

材料の保管は、「変形しやすいものは立てる、積めるものは段数を抑える」で整理すると間違えにくくなります。

壁紙・板ガラスは立てる、床タイル・袋入りアスファルトは10段まで積むです。

ガラスは寝かせず立てる、積む材料は10段までとセットで覚えると、選択肢3のような引っかけに強くなるでしょう。

一問一答

Q.

板ガラスは平積みと立て置きのどちらで保管するか。

立てて保管します。平積みにすると下のガラスが割れやすくなります。

Q.

巻いた壁紙はなぜ立てて保管するのか。

横にすると巻きぐせや折れが付くためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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