けんせつる
ゲートの高さって、荷を積んだトラックの高さに合わせれば十分なのかな。
この記事の要点
令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.30は、仮設計画に関する問題です。正解は選択肢2。ゲートの有効高さの決め方が不足しているからです。
令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.30は、仮設計画に関する問題です。
問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 下小屋は材料置場の近くに設け、電力や水道の設備を設ける |
| 2 | ×(誤り) | ゲートの有効高さは最も高くなる状態に余裕を加える。最大積載時だけでは不足する |
| 3 | ○(正しい) | 危害防止上支障がなければ仮囲いにガードフェンスを使える |
| 4 | ○(正しい) | 周辺生活環境に配慮し、ブザーは設けず標示灯のみとできる |
選択肢2は、ゲートの有効高さを最大積載時のトラックの高さだけで決めた点が誤りで、最も高くなる状態に余裕を見込む必要があります。
この問題では、現場の仮設物の配置や寸法の考え方が問われています。
特に工事用ゲートの有効高さは混乱しやすいところですね。
ゲートの高さは、出入りするすべての車両が安全に通れる寸法にする必要があります。ぶつかると車両も人も危険なんです。
だから「いちばん背が高くなる車両の状態」を基準に、さらに余裕を加えて決めます。最大積載時の高さだけを基準にするのは、考え方が足りないわけです。
選択肢1は下小屋についての記述です。
下小屋は、材料を加工する作業場です。材料置場の近くに置けば、運ぶ手間が減ります。
加工には電動工具を使うので、電力や水道の設備も必要です。記述のとおりなので適当です。
これが誤りを含む選択肢です。工事用ゲートの有効高さを「最大積載時のトラックアジテータの高さとする」としています。
ゲートの高さは、出入りする車両の中で最も高くなる状態を基準にし、そこに余裕を加えて決めます。
なぜかというと、トラックアジテータは生コンを下ろした後の空荷のほうが背が高くなることもあり、最大積載時の高さだけでは足りないからなんです。
例えば荷を下ろした帰りの車両がゲートにつかえる、ということが起こり得ます。
高さの決め方が不足している点で、選択肢2は不適当ということです。
選択肢3は仮囲いについての記述です。
仮囲いは、現場の外周を囲って人の立ち入りや危害を防ぐものです。周辺の状況によっては、ガードフェンスでも目的を果たせます。
危害防止上支障がないと判断できれば、ガードフェンスを使えます。記述のとおりなので適当です。
選択肢4はゲートの標示灯とブザーについての記述です。
車両の出入りを知らせる手段には、標示灯やブザーがあります。ただしブザーは音が出るので、周辺の生活環境に響きます。
そこで生活環境に配慮し、標示灯だけにしてブザーは設けない、という判断もできます。記述のとおりなので適当です。
ゲートの有効高さは、「いちばん高い状態+余裕」で決めると整理できます。
最大積載時とは限らず、空荷で背が高くなる車両もある、と押さえておきましょう。
ゲートの有効高さは最も高くなる車両に余裕を加える、最大積載時だけでは足りないとセットで覚えると、選択肢2のような言い切りに気づけるでしょう。
工事用ゲートの有効高さは、何を基準に決めるか。
出入りする車両の中で最も高くなる状態に、余裕を加えて決めます。最大積載時だけでは不足することがあります。
下小屋は、どこに設けると効率がよいか。
材料置場の近くです。電力や水道の設備も合わせて設けます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2
工事用ゲートの有効高さは、出入りする車両の中で最も高くなる状態に余裕を加えて決めるんです。トラックアジテータは、生コンを下ろした後の空荷で背が高くなることもあります。最大積載時の高さだけで決めると、ぶつかる車両が出る恐れがあるわけですね。ゲート高さは「いちばん高い状態+余裕」で考えると押さえておきましょう。