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令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 No.13を解説、建具の性能試験

けんせつる

けんせつる

結露防止性の試験って、熱貫流率を測ればいいんだっけ。それとも結露そのものを見るのかな。

この記事の要点

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.13は、JISが規定する建具の性能試験に関する問題です。正解は選択肢3。結露防止性の試験で測るのは結露の発生だからです。

令和5年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.13は、JISが規定する建具の性能試験に関する問題です。

問題文は建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。

この問題では、4つの記述のうち、不適当なものを選びます。

正解:選択肢3

「結露防止」と「熱貫流率」は字面が近いので引っかかりやすいんです。でも熱貫流率を測るのは断熱性の試験のほうです。結露防止性の試験では、実際に結露が出るかどうかを見るわけです。試験名と測定項目はセットで覚えておきましょうね。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 遮音性の試験では音響透過損失を測定する
2 ○(正しい) 気密性の試験では通気量を測定する
3 ×(誤り) 結露防止性の試験で測るのは結露の発生。熱貫流率は断熱性の試験
4 ○(正しい) 水密性の試験では漏水を測定する

選択肢3は、結露防止性の試験で「熱貫流率を測定する」としている点が誤りで、熱貫流率を測るのは断熱性の試験のほうなんです。

この問題のポイント

この問題では、建具の性能の種類と、その性能を確かめる測定項目の対応が問われています。

特に「結露防止性」と「断熱性」は、測る対象が似ていて混同しやすいところですね。

結露防止性は、建具の表面に結露が出にくいかどうかを見る性能です。試験では結露の発生状態を測ります。

一方、熱の伝わりやすさを表す熱貫流率を測るのは、断熱性の試験です。役割がきれいに分かれているんです。

選択肢1

選択肢1は遮音性の試験についての記述です。

遮音性は、どれだけ音を遮れるかを表す性能です。試験では音響透過損失を測定します。

音がどれだけ弱まって透過したかを見るので、記述のとおりで適当ですね。

選択肢2

選択肢2は気密性の試験についての記述です。

気密性は、すき間からの空気の漏れにくさを表します。試験では通気量を測定します。

例えば、すき間が多い建具ほど通気量が増えるわけです。記述のとおりで適当です。

選択肢3

これが誤りを含む選択肢です。「結露防止性の性能試験では、熱貫流率を測定する」とありますが、測定項目が食い違っています。

結露防止性の試験で見るのは、建具に結露が発生するかどうかです。

熱貫流率を測定するのは断熱性の試験のほうなんです。試験名と測定項目が食い違っているため、選択肢3は不適当ということです。

選択肢4

選択肢4は水密性の試験についての記述です。

水密性は、風雨のときに雨水が浸入しにくいかどうかを表します。試験では漏水の状態を測定します。

水が漏れ入るかどうかを直接見るので、記述のとおりで適当ですね。

覚え方

建具の性能試験は、性能名と測る対象をペアで覚えると間違えません。

結露防止性は結露の発生、断熱性は熱貫流率を測ります。

結露防止性は結露を測る、熱貫流率は断熱性の試験とセットで押さえると、選択肢3のような入れ替えに引っかからなくなるでしょう。

一問一答

Q.

建具の結露防止性の試験では、何を測定するか。

結露の発生を測定します。熱貫流率を測るのは断熱性の試験です。

Q.

建具の気密性の試験では、何を測定するか。

通気量を測定します。すき間からの空気の漏れにくさを見ます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和5年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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