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令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 No.30 を解説、仮設計画

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令和4年度(前期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.30 は、仮設計画に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、現場を囲う仮囲い、施工者用と監理者用の事務所、ハンガー式門扉の有効高さ、ボンベ類の貯蔵小屋など、仮設計画で押さえる基本を横断で問うものです。

引っかけの核心は1点、高圧ガスボンベを置く小屋の構造です。物を守るには密閉したほうが安全だという思い込みが、ガスの場合はかえって危険になる、という逆転を見抜けるかどうかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 騒音・塵埃等の近隣影響抑制のため仮囲いを設ける
2 ○(正しい) 施工者用と監理者用の事務所は分けて設ける
3 ○(正しい) ハンガー式門扉は有効高さを検討する
4 ×(誤り) ボンベ貯蔵小屋を密閉構造とした点が誤り(通気を確保する)

選択肢4はボンベ小屋を密閉構造とした点が不適当で、もれたガスがたまらないよう通気を確保しなければなりません。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

酸素やアセチレンなどの高圧ガスボンベは、わずかな漏れでも空間にたまると、引火・爆発の危険が一気に高まります。

ここで物を守る感覚で「密閉構造」にしてしまうと、もれたガスが逃げ場を失って小屋の中に充満します。火花ひとつで大事故につながるため、密閉はむしろ最も危険な構造なんです。

そこで貯蔵小屋は、屋根や壁に開口や通気口を設けて自然換気できる構造とし、もれたガスがたまらないようにしなければなりません。換気を優先するのがボンベ庫の鉄則です。

選択肢4は守る発想で密閉を選んでいますが、ガスの性質を踏まえると逆で、通気を確保するのが正しい構造になります。

覚え方

  • ボンベ貯蔵小屋は通気を確保(密閉はガスがたまって危険)
  • 施工者用と監理者用の事務所は分けて設ける
  • 仮囲いで騒音・塵埃の近隣への飛散を抑える

理解度チェック

Q.

高圧ガスボンベの貯蔵小屋を密閉構造にしてよいか。

密閉構造にしてはいけません。もれたガスが逃げ場を失って充満すると引火・爆発の危険があるため、通気を確保した構造にします。

Q.

施工者用と監理者用の事務所はどう設けるか。

立場が異なるため、それぞれ別に設けます。監理者が独立して職務を行えるようにするためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(前期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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