令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.39 は、鉄骨の加工に関する能力問題です。
この問題は能力問題で、4つの記述のうち、不適当なものを2つ選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(不適当) | 加熱曲げを青熱脆性域で行うのは不適当(赤熱状態で行う) |
| 2 | ×(適当) | ガス切断に自動ガス切断機を用いるのは適当 |
| 3 | ×(適当) | 板厚13mm以下のアンカーボルト孔をせん断孔あけとするのは適当 |
| 4 | ○(不適当) | 高力ボルトの孔径を公称軸径+5mmとするのは不適当(+2mm程度) |
図はありません。不適当なのは選択肢1と4で、青熱脆性域の曲げ加工と過大な孔径が誤りです。
選択肢1:鋼は約200〜400℃の青熱脆性域で加熱するともろくなり割れやすくなります。加熱曲げは赤熱状態(おおむね850〜900℃以上)で行い、青熱脆性域は避けます。
選択肢4:高力ボルトの孔径は、ボルトの公称軸径が27mm未満で公称軸径+2mm、27mm以上で+3mmが標準です。+5mmでは大きすぎてすべりや変形の原因になります。
ザックリ言えば、青熱脆性域での曲げと過大な孔径はNGで、この2つが不適当ということです。
高力ボルトの孔径は公称軸径に対しどのくらい大きくするか。
径27mm未満で+2mm、27mm以上で+3mmが標準です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢1・4(不適当な2つ)
加熱曲げは、鋼がもろくなる青熱脆性域(約200〜400℃)を避けて、赤熱状態で行うんです。また高力ボルトの孔径は軸径に対し小さな余裕しか取りません。
選択肢1は青熱脆性域で加熱曲げをしており不適当、選択肢4は孔径を公称軸径+5mmとしていますが、高力ボルトは公称軸径+2mm(径27mm未満)程度なので不適当です。この2つが正解になります。