ゼロから学ぶ建築施工管理

  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 2級建築施工管理技士
  4. 令和4年
  5. > No.36 鉄骨工事の検査

令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 No.36 を解説、鉄骨工事の検査

令和4年度(後期)2級建築施工管理技士 第一次検定 No.36 は、鉄骨工事の検査に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. トルシア形高力ボルトの本締め確認
  2. スタッド溶接の打撃曲げ試験
  3. ブローホールの確認方法
  4. ビード外観の確認

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

ブローホールは溶接金属の内部にできる空洞なんです。表面に出ないので目で見ても分かりません。

選択肢3はブローホールを目視で確認するとしていますが、内部欠陥なので超音波探傷試験など内部検査が必要で誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) トルシア形ボルトはピンテール破断とマークのずれで確認
2 ○(正しい) スタッド溶接は打撃曲げ試験で合否を確認
3 ×(誤り) ブローホールは内部欠陥で目視では確認できない(超音波探傷等)
4 ○(正しい) ビード外観は目視で表面の不整を確認

選択肢3は内部欠陥を目視で確認するとした点が誤りで、超音波探傷試験などで確認します。

選択肢3のポイント(ここが誤り)

ブローホールは、溶接金属の内部に閉じ込められたガスによる空洞で、溶接の内部欠陥です。表面には現れないことが多いものです。

そのため目視では確認できず、超音波探傷試験などの内部を調べる非破壊検査で確認します。目視で分かるのはビード形状やアンダーカットなど表面欠陥です。

ザックリ言えば、ブローホールは内部欠陥で超音波探傷、目視は表面欠陥用ということです。

覚え方

  • ブローホール(内部欠陥)=超音波探傷試験
  • 目視で分かるのは表面欠陥
  • スタッド溶接=打撃曲げ試験

一問一答

Q.

溶接内部のブローホールは目視で確認できるか。

できません。超音波探傷試験などの内部検査で確認します。

令和4年 2級建築施工管理技士 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和4年度(後期)2級建築施工管理技術検定 第一次検定 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

▼令和4年 2級建築施工管理技士▼

▼他の年度▼

▼他の試験▼

▼カテゴリ一覧▼

Topへ >>