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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.24 を解説、在来軸組構法の木工事

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令和2年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.24 は、在来軸組構法における木工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、土台の継手とアンカーボルトの位置、隅通し柱の仕口とホールダウン金物、本筋かいの取付け時期、垂木の継手という、軸組の組立てまわりの基本を問うものです。引っかけの核心は土台の継手付近でアンカーボルトをどちら側に締めるかという1点で、上木側か下木側かを取り違えると引っかかります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢1(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢1は、土台継手付近のアンカーボルトを下木側で締め付けるという主張ですが、締めるべきは上に乗る上木側で、最も不適当な記述です。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

土台の継手によく使う腰掛けあり継ぎは、下木の段の上に上木の腰掛け部分が乗る形でかみ合う継手です。下木の上に上木が重なっていると考えると分かりやすいですね。

アンカーボルトは土台を基礎に引き寄せて固定する金物です。継手付近でこのボルトを下木側だけで締めると、上に乗っている上木は押さえられないままになります。

すると地震などで力が加わったとき、上木側が浮き上がって継手が外れやすくなります。だから継手付近のアンカーボルトは、上に乗る上木側を締め付けて押さえるのが正しいわけです。

選択肢1の下木をアンカーボルトで締め付けるという記述は、押さえるべき上木を押さえず継手が浮きやすくなるため、最も不適当な記述なんです。

覚え方

  • 土台継手付近のアンカーボルト=上に乗る上木側を締める
  • 隅通し柱は扇ほぞ差しとし、ホールダウン金物でボルト締め
  • 本筋かいは建入れ直しが済んでから取り付ける
  • 垂木の継手は母屋の上でそぎ継ぎとし釘留め

理解度チェック

Q.

腰掛けあり継ぎの土台で、継手付近のアンカーボルトは上木と下木のどちらを締め付けるか。

上に乗る上木側です。上木を押さえないと継手が浮き上がりやすくなります。

Q.

本筋かいは、建入れ直しの前と後のどちらで取り付けるか。

建入れ直しの後です。先に固定すると軸組の傾きを直しにくくなるため、垂直を調整してから取り付けます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「令和2年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 土台継手のアンカーボルトは下木ではなく上木側を締め付ける
2 ◯(正しい) 隅通し柱は扇ほぞ差しとし、ホールダウン金物でボルト締めする
3 ◯(正しい) 建入れ直し後に接合金物・火打材を固定し本筋かいを取り付ける
4 ◯(正しい) 垂木の継手は母屋の上でそぎ継ぎとし釘で取り付ける