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平成30年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.20は、鉄筋の継手及び定着に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
過去問本命2級建築施工管理技士 第一次検定 問題解説集
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この問題は、鉄筋をつなぐ継手と、コンクリートに鉄筋を埋め込んで力を伝える定着の基本(基礎梁下端筋の継手位置、スパイラル筋の端部処理、フック付き定着長さの測り方、重ね継手のずらし方)を横断で問うものです。
引っかけの核心は1点、スパイラル筋の端部を通常の定着長さ(40d)でとろうとしていないかです。らせん状の筋は端部を巻き付けて止めるという感覚があるかどうかが分かれ目になります。
※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 耐圧スラブ付き基礎梁の下端筋の継手はスパン中央部とする |
| 2 | ×(誤り) | スパイラル筋の柱頭・柱脚端部は40dではなく、巻き終わりを1.5巻以上の添巻きとする(40d定着は適当でない) |
| 3 | ◯(正しい) | フック付き定着長さは定着起点から折曲げ開始点までの距離とする |
| 4 | ◯(正しい) | 隣り合う重ね継手は0.5倍ずらすか1.5倍以上ずらす |
選択肢2の「スパイラル筋の端部を40dの定着とする」という記述が誤りで、正しくは巻き終わりを1.5巻以上の添巻きとします。
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スパイラル筋は、柱の主筋の周りにらせん状に連続して巻かれた帯筋です。直線の鉄筋を所定長さ埋め込んで力を伝える通常の定着とは、止め方の考え方が違います。
らせん状の筋は、巻き終わりの端部を同じ径でさらに余分に巻き付ける(添巻きする)ことで、ほどけないように固定します。基準では巻き終わりを1.5巻以上の添巻きとします。
問題文の「端部を40dの定着長さとした」という記述は、直線定着の考え方をらせん筋にそのまま当てはめており、最も不適当な記述なんです。正しくは1.5巻以上の添巻きとします。
なお基礎梁下端筋の継手をスパン中央部に設けること、隣り合う重ね継手の位置をずらすことは、いずれも応力の小さい位置や弱点の集中を避けるための正しい考え方です。
スパイラル筋の柱頭・柱脚端部はどのように定着させるか。
巻き終わりを1.5巻以上の添巻きとします。40dの直線定着の考え方をそのまま当てはめるのは適当ではありません。
基礎梁の下端筋の継手は、梁のどの位置に設けるか。
スパンの中央部に設けます。下端筋に生じる引張りが小さい位置で継ぐためです。
テキスト本命2級建築施工管理技士 第一次検定 基本テキスト
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出典
※ この記事の確認日:2026年6月(平成30年現在の試験制度に基づく解説)
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