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平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.24 を解説、分別解体

平成30年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.24 は、木造建築物の分別解体に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 解体の作業順序
  2. クロスをはがす時期
  3. 断熱材グラスウールの取り外し方
  4. 屋根葺き材の取り外し方

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

分別解体は、材料を種類ごとに分けてリサイクルするのが目的なんです。だから飛び散る材料の扱いが特に問われます。

選択肢3はグラスウールを細断しながら取り外したとしていますが、細かく切ると繊維が飛散して危険です。正しくは原形のまま取り外すんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 建築設備を外した後、建具と畳を撤去
2 ◯(正しい) クロスはせっこうボード撤去前にはがす
3 ×(誤り) グラスウールは細断せず原形のまま取り外す
4 ◯(正しい) 屋根葺き材は内装材撤去後、手作業で取り外す

選択肢3のポイント(ここが誤り)

グラスウールは、ガラスを繊維状にした断熱材です。細かいガラスの綿だと思うとイメージしやすいですね。

これを現場で細断すると、繊維のくずが空気中に舞い上がります。吸い込むとのどや目に刺激があり、作業環境としても良くありません。

だから分別解体では、グラスウールは切らずに、ひとまとまりの原形のまま壁から抜き取って袋に入れます。飛散させないのが原則です。

例えば、壁を解体するとき、ボードを外してから断熱材だけをそっと引き抜き、その場で袋詰めします。

ザックリ言えば、飛び散る断熱材は切らずにそのまま外す、ということです。

覚え方

  • グラスウールは原形のまま取り外す(細断しない)
  • 解体の順=設備→建具・畳→内装→構造体
  • クロスはボード撤去前にはがして分別する

一問一答

Q.

外壁の断熱材グラスウールは、どのように取り外すのが適切か。

細断せず、原形のまま取り外します。細かく切ると繊維が飛散して作業環境を悪くするため、ひとまとまりで抜き取って袋詰めします。

平成30年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成30年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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