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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.15 を解説、アスファルト舗装工事

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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.15は、アスファルト舗装工事に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、道路の舗装をつくる工程の基本(路床の設計CBRと舗装厚さ、路床の締固め、路盤材の種類、タックコートの役割)を横断で問うものです。材料の名前と、それが何を割り砕いたものなのかが並びます。

なかでも引っかけの核心は1点、クラッシャランは岩石を割り砕いた砕石であって、天然の砂利ではないことです。「採取したままの砂利」という言い回しに気づけるかどうかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢3(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 路床土の設計CBR値が高いほど、表層から路盤までの厚さは薄くできる
2 ◯(正しい) 路床は軟弱でなければ現地盤の土をそのまま十分に締め固める
3 ×(誤り) クラッシャランは岩石を破砕した砕石であり、「採取したままの砂利で砂と土の混入したもの」は砂利(切込砂利)の説明で誤り
4 ◯(正しい) タックコートは基層と表層の接着性を高めるために用いる

選択肢3の「採取したままの砂利」という説明が誤りで、クラッシャランは岩石を割り砕いた砕石です。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

クラッシャランは、岩石や玉石をクラッシャ(破砕機)で割り砕いて作った砕石です。割り砕いた石なので角ばっていて、粒どうしのかみ合わせがよく、路盤材として締め固めると安定するという特徴があります。

これに対して、採取したままの砂利は川や山から取ったままの丸みのある石で、砂や土粒が混じったものです。これは切込砂利と呼ばれる別の材料なんです。

選択肢3は「採取したままの砂利で、砂と土粒が混入したもの」をクラッシャランと説明していますが、これは天然の切込砂利の説明です。割り砕いたかどうかが両者の違いで、ここを入れ替えた点が誤りなんです。

砂利と土粒が混ざったままの材料は、粒の形がそろわず締固めの安定性も劣ります。砕石と天然砂利は性質が違うので、名前の取り違えは舗装の品質に直結するということです。

覚え方

  • クラッシャラン=岩石を割り砕いた砕石(採取したままの砂利ではない)
  • 採取したままで砂・土粒が混じる石=切込砂利
  • 路床の設計CBRが高いほど舗装厚さは薄くできる
  • タックコート=基層と表層の接着を高める

理解度チェック

Q.

クラッシャランとはどのような材料か。採取したままの砂利と言ってよいか。

岩石や玉石を割り砕いて作った砕石です。採取したままの砂利ではありません。角ばってかみ合わせがよく、路盤材として締め固めやすいのが特徴です。

Q.

路床土の設計CBRの値が高いと、表層から路盤までの舗装厚さはどうなるか。

薄くできます。CBRは路床の支持力の指標で、値が高いほど地盤が荷重を支える力が強く、その分だけ上に載せる舗装を薄くできるためです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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