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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.14 を解説、シーリング材の特徴

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平成29年度(前期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.14は、シーリング材の特徴に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

この問題は、シーリング材を種類ごとの性質で見分ける問題です。ポリサルファイド系の汚染・シリコーン系の塗装性・アクリル系の施工温度・変成シリコーン系の特性が並びます。

なかでも引っかけの核心は1点、ガラス越しの耐光接着性に優れるのはシリコーン系であることです。よく似た名前の変成シリコーン系とすり替えてくる点に気づけるかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) ポリサルファイド系は仕上塗材や塗料を変色・汚染させることがある
2 ◯(正しい) シリコーン系は表面への塗料の付着性が悪く、上に塗装できない
3 ◯(正しい) エマルションタイプアクリル系は低温(5℃以下)での施工を避ける
4 ×(誤り) ガラス越しの耐光接着性に優れるのはシリコーン系変成シリコーン系のものとした点が誤り

選択肢4はガラス越しの耐光接着性を変成シリコーン系の特長としていますが、これに優れるのはシリコーン系です。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

ガラス越しの耐光接着性とは、ガラスを透過した光(紫外線を含む)を受け続けても、接着力が落ちにくい性質のことです。ガラス回りの目地では、外光がシーリング材に当たり続けるため、この性質が重要になります。

この点に優れているのはシリコーン系で、ガラス回りやサッシ周りの目地に多く使われる定番です。

一方の変成シリコーン系は、塗装ができ周辺を汚しにくいなど扱いやすい長所がありますが、ガラス越しの耐光接着性ではシリコーン系に劣ります。名前は似ていても、得意分野は別ものなんです。

選択肢4は、シリコーン系の強みである耐光接着性を変成シリコーン系のものとすり替えており、種類の取り違えになっている点で誤りなんです。

覚え方

  • ガラス越しの耐光接着性=シリコーン系の強み(変成シリコーン系は劣る)
  • シリコーン系は塗料の付着が悪く、上に塗装できない
  • アクリル系(エマルション)は低温5℃以下の施工を避ける
  • ポリサルファイド系は周辺を変色・汚染させることがある

理解度チェック

Q.

ガラス越しの耐光接着性に優れるシーリング材は、シリコーン系か変成シリコーン系か。

シリコーン系です。変成シリコーン系はこの点ではシリコーン系に劣ります。名前が似ているため取り違えに注意します。

Q.

シリコーン系シーリング材の上から塗装をしてもよいか。

避けます。シリコーン系は表面への塗料の付着性が悪く、塗っても密着せずはがれやすいためです。塗装が必要な部位には変成シリコーン系などを使います。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(前期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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