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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.90 を解説、塗装工事

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.90 は、塗装工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 下地調整と素地ごしらえ
  2. エアスプレーの空気圧と仕上がりの関係
  3. はけ塗りの方向
  4. 気象条件と塗装の可否

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

エアスプレーは空気圧で塗料を霧にして吹き付けるんです。だから空気圧と噴霧の細かさは、結びつけて覚えるのがコツですね。

選択肢2は空気圧が高過ぎると噴霧が粗くゆず肌になるとしていますが逆です。噴霧が粗くゆず肌になるのは空気圧が低過ぎる場合なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下地の汚れやさびを除去して素地ごしらえを行う
2 ×(誤り) 噴霧が粗くゆず肌になるのは空気圧が低過ぎる場合
3 ◯(正しい) はけ塗りは塗り残しのないよう方向をそろえる
4 ◯(正しい) 低温・多湿のときは塗装を避ける

選択肢2のポイント(ここが誤り)

エアスプレー塗りは、圧縮空気の力で塗料を細かい霧にして吹き付ける方法です。だから空気圧が霧の細かさを決めるんです。

空気圧が高すぎると、霧が細かくなりすぎて塗料が周囲に飛び散り、付着が悪くなります。これは塗料の無駄や塗りむらの原因です。

逆に空気圧が低すぎると、霧が粗くなり、塗り面がゆず肌のようにざらつきます。選択肢2が言うゆず肌は、本来は低すぎる場合に起こる現象なんです。

選択肢2は空気圧が高すぎるとゆず肌になると書いていて、原因と結果が逆になっています。

ザックリ言えば、空気圧が低すぎると粗くゆず肌、高すぎると飛散しすぎ、ということです。

覚え方

  • 空気圧が低過ぎる=噴霧が粗くゆず肌になる
  • 空気圧が高過ぎる=噴霧が細かすぎて飛散する
  • 低温・多湿のときは塗装を避ける

一問一答

Q.

エアスプレー塗りで、塗り面がゆず肌状に粗くなるのは空気圧がどうなったときか。

空気圧が低過ぎるときです。霧が粗くなって塗り面がゆず肌になります。逆に高過ぎると噴霧が細かすぎて塗料が飛散します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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