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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.74 を解説、コンクリートの調合

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.74 は、コンクリートの調合に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 単位水量の上限
  2. 水セメント比の考え方
  3. 空気量の管理
  4. 塩化物イオン量の上限

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

コンクリートに塩分が多いと、中の鉄筋がさびてしまうんです。だから塩化物量には上限が決められています。

選択肢4は塩化物イオン量を0.35kg/m³以下としていますが、正しくは0.30kg/m³以下なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 単位水量は185kg/m³以下とする
2 ◯(正しい) 水セメント比は所要の強度・耐久性から定める
3 ◯(正しい) 空気量は規定の範囲で管理する
4 ×(誤り) 塩化物イオン量は0.30kg/m³以下とする

選択肢4のポイント(ここが誤り)

コンクリートの中に塩化物(塩分)が多く含まれていると、内部の鉄筋がさびやすくなります。鉄筋がさびると膨張して、コンクリートにひびが入ってしまいます。

そこで、コンクリートに含まれる塩化物量には上限が決められています。塩化物イオン量で表すと、原則として0.30kg/m³以下です。

選択肢4は「0.35kg/m³以下」と書いていますが、正しい上限は0.30kg/m³なんです。0.05kg/m³多く許してしまうので不適当です。

単位水量185kg/m³以下という選択肢1は正しい値です。数字が似ているので、混乱しやすいところですね。塩化物イオンは0.30と覚えておきましょう。

ザックリ言えば、塩化物イオン量の上限は0.30kg/m³、ということです。

覚え方

  • 塩化物イオン量=0.30kg/m³以下
  • 塩分が多いと鉄筋がさびてひび割れる
  • 単位水量185kg/m³以下とセットで覚える

一問一答

Q.

コンクリートに含まれる塩化物量は、原則として塩化物イオン量で何kg/m³以下とするか。

0.30kg/m³以下です。塩分が多いと内部の鉄筋がさびて膨張し、ひび割れの原因になるため上限が定められています。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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