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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.66 を解説、標準貫入試験

平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.66 は、標準貫入試験に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. N値の定義と本打ちの貫入量
  2. ハンマーの質量と落下高さ
  3. 予備打ちと本打ちの区分
  4. 打撃回数の打切りの目安

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

標準貫入試験は、地盤の硬さをN値という数字で表す試験なんです。この「何mm入れるのにかかったか」という数字を取り違えると、地盤の評価がまるごとズレてしまいます。

選択肢1は本打ち200mmの打撃回数をN値としたとしていますが、N値は本打ち300mm貫入に要する打撃回数なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) N値は本打ち300mm貫入に要する打撃回数である
2 ◯(正しい) ハンマーの質量は63.5kgとする
3 ◯(正しい) ハンマーは760mmの高さから自由落下させる
4 ◯(正しい) 打撃回数が50回に達したら打切りとする

選択肢1のポイント(ここが誤り)

標準貫入試験は、サンプラーという筒を地面に打ち込んで、地盤がどれくらい硬いかを調べる試験です。

手順としては、まず予備打ちで150mm入れて、そこから本打ちに入ります。この本打ちで300mm貫入させるのに、ハンマーを何回叩いたかを数えるんです。

この打撃回数が、そのままN値になります。つまりN値は本打ち300mmに対応した数字です。

選択肢1は「200mm」と書いていますが、正しくは300mmです。ここを200mmにすると、本来より少ない回数でN値を出してしまい、地盤を硬く見誤ることになります。

ザックリ言えば、N値は本打ち300mmを叩き込むのにかかった回数、ということです。

覚え方

  • N値=本打ち300mm貫入に要する打撃回数
  • ハンマー63.5kg・落下高さ760mm・自由落下
  • 50回で打切り(それ以上は打たない)

一問一答

Q.

標準貫入試験のN値は、本打ち何mmの貫入に要する打撃回数か。

300mmです。質量63.5kgのハンマーを760mmの高さから自由落下させ、本打ちで300mm貫入させるのに要した打撃回数がN値になります。

平成29年 2級建築施工管理技士 学科試験 過去問解説 一覧へ

出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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