平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.31 は、施工の品質管理に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ◯(正しい) | 品質管理の基本的な考え方として妥当 |
| 2 | ◯(正しい) | 計画と実施の関係として妥当 |
| 3 | ◯(正しい) | 作業のプロセス管理の意義として妥当 |
| 4 | ×(誤り) | 試験・検査より作業そのもの(プロセス)に重点を置く方がよい |
品質管理の考え方は、完成した物を検査して悪いものをはじくことだけではありません。それよりも、作業のやり方やプロセスを管理して、はじめから良いものをつくることに重点を置きます。
なぜかというと、検査で不良が見つかってからやり直すのは、手間も費用もかかるからです。作り直しのムダを減らすには、悪いものができない作業そのものを管理する方が効果があるからです。
これを品質は工程でつくり込むと言います。検査はあくまで結果の確認であって、品質を生み出すのは日々の作業のプロセスです。ここは混乱しやすいところですね。
例えば、コンクリート打設の前に鉄筋の配置や型枠をきちんと管理しておけば、後の検査で慌てずにすみます。検査ばかり強めても、悪い作業を続けていれば不良は減りません。
ザックリ言えば、品質は検査でつくるのではなく作業のプロセスでつくる、ということです。
品質を確保するには、試験・検査と作業そのもののどちらに重点を置くのがよいか。
作業そのもの(工程・プロセス)に重点を置く方がよいです。品質は工程でつくり込むものであり、検査はあくまで結果の確認です。検査だけ強めても品質は良くなりません。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)
品質管理の基本は、不良品を後から見つけるのではなく、最初から良いものをつくることなんです。だから作業のやり方そのものを管理する方が大事なんです。
選択肢4は試験・検査に重点を置く方がよいとしていますが、これは誤りです。検査だけ強めても品質は良くならないので、正しくは作業そのもの(工程・プロセス)に重点を置く方がよいんです。