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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.11 を解説、構造用鋼材

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平成29年度(後期)2級建築施工管理技士 学科試験 No.11 は、構造用鋼材のJIS記号に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

SS・SN・SSC・STK(STKR)など、構造用鋼材のJIS記号と正式名称の対応を問う問題です。記号の頭文字が、その鋼材の用途や形状の意味を表しています。

引っかけの核心は1点、よく似たSTKとSTKRの取り違えです。たった1文字違いで意味が変わるので、末尾のRが何を表すかを知っているかどうかが分かれ目になります。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) SSは一般構造用圧延鋼材である
2 ◯(正しい) SNは建築構造用圧延鋼材である
3 ◯(正しい) SSCは一般構造用軽量形鋼である
4 ×(誤り) STKRは一般構造用角形鋼管。炭素鋼鋼管はSTK

選択肢4はSTKRを一般構造用炭素鋼鋼管と説明した点が誤りで、それはSTKの定義です。STKRは末尾のRが示すとおり一般構造用角形鋼管です。

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選択肢4のポイント(ここが誤り)

鋼管系の記号には、見た目がよく似たSTKとSTKRがあります。STKはSteel Tube(鋼管)の頭文字で、一般構造用炭素鋼鋼管を表します。断面が丸い、いわゆる丸パイプです。

一方のSTKRは、末尾にR(角形を表すRectangleのR)が付きます。これは一般構造用角形鋼管で、断面が四角いパイプです。鉄骨の柱などに広く使われています。つまり末尾のRの有無が、丸パイプか角パイプかを分ける決め手なんです。

選択肢4は、STKRを一般構造用炭素鋼鋼管と説明しています。これはSTKの説明であって、STKRには当てはまりません。記号を1文字分取り違えると、丸と角という別物の鋼材を指してしまうので誤りです。

なお選択肢1〜3のSS(一般構造用圧延鋼材)、SN(建築構造用圧延鋼材)、SSC(一般構造用軽量形鋼)は、いずれも記号と正式名称が対応しており正しい記述です。

覚え方

  • STK=炭素鋼鋼管(丸)/STKR=末尾Rで角形鋼管(角)
  • SS=一般構造用圧延鋼材/SN=建築構造用圧延鋼材
  • SSC=一般構造用軽量形鋼

理解度チェック

Q.

STKRは、どんな鋼材か。STKとの違いは。

STKRは一般構造用角形鋼管(断面が四角いパイプ)です。STKは一般構造用炭素鋼鋼管(断面が丸いパイプ)で、末尾のRが角形を表します。

Q.

SNとSSは、それぞれどんな鋼材を表す記号か。

SNは建築構造用圧延鋼材、SSは一般構造用圧延鋼材です。SNは建築物の主要構造部向けに性能が規定された鋼材で、Nはこれを表します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成29年度(後期)2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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