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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.88 を解説、鋼製建具

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.88 は、鋼製建具に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 建具枠の取付け精度(対角寸法差)
  2. フラッシュ戸の表面板と中骨の固定
  3. 外部建具枠の上部隅の溶接
  4. 鉄骨造への建具枠の取付け方法

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

取付け精度の数字は覚えていないと判断できないところですね。

選択肢1は対角寸法差を5mmとしていますが違います。鋼製建具枠の取付け精度は対角寸法差3mm以内なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) 枠の取付け精度は対角寸法差3mm以内。5mmは誤り
2 ◯(正しい) フラッシュ戸の表面板と中骨は構造用接合テープで接合する
3 ◯(正しい) 外部建具枠の上部隅は縦延ばし胴付き溶接とする
4 ◯(正しい) 鉄骨造では下地鋼材にアンカー材を溶接して枠を取り付ける

選択肢1のポイント(ここが誤り)

対角寸法差とは、四角い枠の左右2本の対角線の長さの差のことです。差が大きいほど枠がゆがんでいることになります。

建具枠がゆがんでいると、扉がきちんと閉まらなかったり、すき間ができたりします。だから精度の管理が大事です。

鋼製建具枠の場合、この対角寸法差は3mm以内とされています。

選択肢1は5mmとしていますから、許容より大きく不適当です。3mmと5mmは紛らわしいので注意しましょう。

ザックリ言えば、鋼製建具枠は対角線の差を3mm以内に収める、ということです。

覚え方

  • 鋼製建具枠の取付け精度は対角寸法差3mm以内
  • 対角線の差=枠のゆがみ、5mmは大きすぎ
  • 枠がゆがむと扉が閉まらずすき間になる

一問一答

Q.

鋼製建具枠の取付けにおいて、対角寸法差は何mm以内とするか。

3mm以内です。対角線の差は枠のゆがみを表し、大きいと扉が閉まりません。5mmは大きすぎて誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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