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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.82 を解説、塗膜防水工事

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.82 は、塗膜防水工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 吸込みが激しい下地へのプライマー増塗り
  2. 下地コンクリートの出隅・入隅の仕上げ形状
  3. 主剤と硬化剤の混合に使う攪拌機
  4. 通気緩衝シートの継目の処理

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

角の形は防水層の弱点になりやすいところですね。直角のままだと塗膜が薄くなったり切れたりするんです。

選択肢2は出隅も入隅も直角に仕上げたとありますが違います。出隅は面取り、入隅は丸面などとし、角を逃がしてやるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 下地の吸込みが激しいときはプライマーを増塗りする
2 ×(誤り) 出隅は面取り、入隅は丸面などとする。直角は誤り
3 ◯(正しい) 主剤と硬化剤は出力が大きく回転の遅い攪拌機で混合する
4 ◯(正しい) 通気緩衝シートは突付けとしジョイントテープを張る

選択肢2のポイント(ここが誤り)

塗膜防水は、液状の材料を塗って膜をつくる防水です。だから下地の形がそのまま膜の形になります。

出隅、つまり外向きの角を直角のままにすると、その尖った部分で塗膜が引っ張られて薄くなり、切れやすくなります。そこで出隅は45度程度に面取りします。

入隅、つまり内向きの角も直角のままだと材料がたまったり気泡が残ったりします。こちらは丸面などにして角を逃がします。

選択肢2は出隅も入隅もどちらも直角に仕上げたとありますから、これが不適当です。

ザックリ言えば、角は逃がして塗膜を切れにくくする、ということです。

覚え方

  • 出隅は面取り、入隅は丸面で角を逃がす
  • 直角のままは塗膜が切れる原因になる
  • 液状の材料だから下地の形がそのまま膜になる

一問一答

Q.

塗膜防水の下地コンクリートで、出隅はどのような形状に仕上げるか。

面取り(45度程度)です。尖った直角のままだと塗膜が薄くなり切れやすいため、出隅は面取り、入隅は丸面などにします。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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