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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.83 を解説、内壁空積工法による石張り

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.83 は、内壁空積工法による石張りに関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 石材1枚あたりの大きさの上限
  2. 引き金物用の道切りの加工時期
  3. 引き金物と下地の緊結部分の被覆
  4. だぼ及び引き金物を使う目地の位置

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

だぼと引き金物を使う目地の向きは混乱しやすいところですね。縦と横でそれぞれ役割が違うんです。

選択肢4は縦目地あいばにだぼを用いたとありますが違います。だぼは横目地(合端)に用いるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 石材1枚の面積は0.8m²以下とする
2 ◯(正しい) 引き金物用の道切りは現場で据付け前に加工する
3 ◯(正しい) 引き金物と下地の緊結部分は取付け用モルタルで被覆する
4 ×(誤り) だぼは横目地(合端)に用いる。縦目地は誤り

選択肢4のポイント(ここが誤り)

だぼは、上下の石材どうしをつなぐ短い棒状の金物なんです。上の石が前に倒れたりずれたりしないよう、石と石の合わせ目に差し込みます。

石は重力で下に押さえつけられているので、上下の石の境目、つまり横目地(合端)にだぼを入れるのが理にかなっています。

引き金物は、石材を下地側に引き寄せて固定する金物です。これも合端の位置で使います。

選択肢4は縦目地あいばにだぼ及び引き金物を用いたとありますが、縦目地は左右の石の境目です。ここではだぼの押さえが効きません。

ザックリ言えば、だぼは縦ではなく横目地に入れる、ということです。

覚え方

  • だぼ・引き金物は横目地(合端)に用いる
  • 上下の石をつなぐから横目地、縦目地は誤り
  • 石材1枚は面積0.8m²以下が目安

一問一答

Q.

内壁空積工法の石張りで、だぼ及び引き金物は縦目地と横目地のどちらに用いるか。

横目地(合端)です。上下の石材をつなぐ金物なので合端に用います。縦目地に用いるのは誤りです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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