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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.74 を解説、レディーミクストコンクリート

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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.74 は、レディーミクストコンクリート(JIS)に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

レディーミクストコンクリートの受入れ検査では、スランプ・空気量・塩化物量・強度といった品質を、荷卸し地点で確かめます。どの項目をどう確認するかの基本が横断で問われます。

引っかけの核心は1点、試料を採る直前のアジテータの扱いです。運搬中に材料が偏るので採る前に混ぜ直すのが正しいのに、「高速回転させてはならない」と逆に書いてあります。回す・回さないが反転している点に気づけるかが分かれ目です。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 受入れ時にスランプや空気量を試験する
2 ×(誤り) 採取直前は高速回転させて均一にしてから採取する
3 ◯(正しい) 塩化物量は規定値以下であることを確認する
4 ◯(正しい) 呼び強度は所定の判定基準で合否を判断する

選択肢2は、試料採取の直前にアジテータを高速回転させてはならないという記述です。正しくは逆で、採取直前こそ高速回転させて中身を均一にする必要があります。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

生コンクリートは、骨材・セメント・水を混ぜ合わせたものです。運搬されてくる間にゆっくり回していると、重い砂利が下に沈んだり水が浮いたりして、ドラムの中で材料が偏ってしまうんです。

その偏ったまま試料を採ると、その運搬車のコンクリート全体を代表しない試料になります。これではスランプも空気量も正しく測れず、本来の品質を見誤ることになります。

そこで試料採取の直前に、トラックアジテータを高速回転させて中身を一度しっかりかき混ぜ、均一にしてから採取します。これでドラム内のどこを採っても同じ品質になり、代表性のある試料が得られるわけです。

選択肢2はこれを「高速回転させてはならない」と反対に述べている点で誤りです。受入れ検査の数値そのものより、採る前に混ぜ直すという段取りが問われています。

覚え方

  • 試料採取の直前は高速回転で均一にしてから採る/「回してはならない」は誤り
  • 運搬中はゆっくり回しても材料が偏る=採る前に混ぜ直す
  • 受入れ検査はスランプ・空気量・塩化物量・強度を荷卸し地点で確認

理解度チェック

Q.

トラックアジテータから試料を採取する直前、アジテータはどうするか。

高速回転させて中身を均一にしてから採取します。運搬中に材料が偏るためで、そのまま採ると代表性のない試料になります。回さずに採るのは誤りです。

Q.

試料採取の直前にアジテータを混ぜ直す目的は何か。

その運搬車のコンクリート全体を代表する試料を得るためです。偏った試料ではスランプや空気量を正しく測れず、品質を見誤ってしまうからです。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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