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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.71 を解説、鉄筋のガス圧接継手

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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.71 は、鉄筋のガス圧接継手に関する問題です。この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

ガス圧接の品質に関わる基本が問われます。圧接端面の処理、揺動加熱の範囲、ふくらみの寸法基準、鉄筋径や材質が異なる場合の制限が並びます。

引っかけの核心は1点、揺動加熱の範囲は鉄筋径程度では狭く、約2倍程度を加熱するという数値の取り違えです。どこまで均一に温めるかという幅の感覚が問われています。

※ 問題文そのものは、建設業振興基金が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢2(最も不適当な記述)

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 圧接端面は直角に切断・清掃し、すき間なく突き合わせるのが正しい
2 ×(誤り) 揺動加熱の範囲を鉄筋径程度とした点が誤り。約2倍程度の範囲を加熱する
3 ◯(正しい) ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上を確保するのが正しい
4 ◯(正しい) 径差や材質が大きく異なる鉄筋どうしは圧接しないのが正しい

選択肢2が揺動加熱の範囲を鉄筋径程度とした点が誤りで、接合部を均一に温めるには鉄筋径の約2倍程度の範囲を加熱するのが正しい施工です。

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選択肢2のポイント(ここが誤り)

ガス圧接は、鉄筋の端面どうしを軸方向に押しつけながらバーナーで加熱し、固相のまま一体化させる継手です。仕上がりの良否は加熱の均一さで決まります。

接合部を全周まんべんなく温めるため、バーナーを軸方向に左右に振る揺動加熱を行います。このとき動かす幅が品質を左右します。

加熱範囲が鉄筋径程度と狭いと、接合面の中心ばかり熱くなって周辺に熱が回らず、加熱むらや未加熱が残ります。そのため鉄筋径の約2倍程度の範囲を揺動して加熱します。

選択肢2は鉄筋径程度の範囲を加熱するとしていますが、これでは幅が足りず均一に温まりません。約2倍程度が正しく、ここが誤りなんです。

覚え方

  • 揺動加熱の範囲=鉄筋径の約2倍程度
  • 「径程度」は狭すぎ、加熱むらの原因になる
  • ふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上

理解度チェック

Q.

手動ガス圧接で、揺動加熱する範囲はおおよそどのくらいか。

鉄筋径の約2倍程度です。径程度では狭く、加熱が均一になりません。約2倍の範囲を左右に振って加熱します。

Q.

ガス圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径に対してどのくらい必要か。

鉄筋径の1.4倍以上です。ふくらみが小さいと加熱・加圧が不足したサインで、接合部の強度が不足するおそれがあります。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」

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けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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