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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.33 を解説、品質管理のための試験

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.33 は、品質管理のための試験に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 各工事で行う品質管理の試験
  2. 針入度試験は何を測る試験か
  3. 杭地業の根固め液の管理方法
  4. 試験と管理対象の対応

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

試験は名前だけ覚えると、何を測るかを取り違えるんです。針入度と聞いたら何の硬さか、を思い出すのがコツですね。

選択肢3は根固め液の管理に針入度試験を行うとしていますが誤りです。針入度試験はアスファルトの硬さを測る試験で、根固め液は圧縮強度試験で管理するんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 管理対象に合った試験を選んでいる記述である
2 ◯(正しい) 試験項目と管理対象の対応が合っている
3 ×(誤り) 根固め液は圧縮強度試験で管理、針入度試験はアスファルト用
4 ◯(正しい) 品質確認のための試験として適切である

選択肢3のポイント(ここが誤り)

針入度試験は、決まった針を一定の条件で材料に押し込み、どれだけ刺さるかでその硬さを判定する試験です。これはアスファルトの硬さを測るためのものです。

一方、既製コンクリート杭の埋込み工法では、杭の先端を地盤に固めるために根固め液、つまりセメントミルクを注入します。

この根固め液で確かめたいのは、固まったあとどれだけの強さが出るか、ということです。だから圧縮強度試験で管理します。

選択肢3は、本来アスファルト用の針入度試験を根固め液の管理に持ってきています。試験と対象が合っていないので誤りです。

ザックリ言えば、針入度はアスファルトの硬さ、根固め液は圧縮強度で管理する、ということです。

覚え方

  • 根固め液(セメントミルク)=圧縮強度試験で管理する
  • 針入度試験=アスファルトの硬さを測る試験
  • 試験は名前ではなく何を測るかで対応を覚える

一問一答

Q.

埋込み杭の根固め液の管理に、針入度試験を用いてよいか。

用いてはいけません。針入度試験はアスファルトの硬さを測る試験です。根固め液(セメントミルク)は圧縮強度試験で管理します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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