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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.26 を解説、仮設計画

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.26 は、仮設計画に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 仮設事務所などの仮設建物の計画
  2. 仮設材料の安全な配置
  3. 排水経路や仮設電気の計画
  4. 傾斜地に設ける仮囲いの下端の処理

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

仮囲いは外と現場を仕切るものなので、下端の処理は意外と大事なんです。ここで現場の汚れを外に出さないことが、近隣トラブルを防ぐ鍵になります。

選択肢4は雨水を流すために下端にすき間を設けるとしていますが、これだと土砂や汚水まで道路へ流れ出てしまいます。仮囲いの下端はすき間なくふさぎ、汚れた水を外へ出さないのが原則なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 仮設事務所など仮設建物の計画は工事内容に応じて適切に行う
2 ◯(正しい) 仮設材料は安全と作業性を考えて配置する
3 ◯(正しい) 排水や仮設電気の経路を計画的に確保する
4 ×(誤り) 仮囲いの下端はすき間なくし、土砂・汚水の流出を防ぐ

選択肢4のポイント(ここが誤り)

仮囲いは、工事現場と外部を仕切って、第三者の立入りや危険を防ぐためのものです。同時に、現場内の土砂や汚水を外へ出さない役目も持っています。

傾斜地では敷地内に降った雨水が低い側へ流れます。このとき下端にすき間があると、雨水だけでなく泥水や土砂まで道路へ流れ出てしまうんです。

道路を汚せば近隣からの苦情につながりますし、排水溝を詰まらせる原因にもなります。だから下端はすき間なくふさぐのが基本なんです。

排水したい場合は、下端をふさいだうえで、敷地内に排水溝や桝を設けて計画的に流すようにします。流れ出るに任せるのではないんです。

ザックリ言えば、仮囲いの下端は開けるのではなくふさいで、汚れた水を外に出さない、ということです。

覚え方

  • 仮囲いの下端=すき間なくふさぎ、土砂・汚水の流出を防ぐ
  • すき間を開けると泥水・土砂が道路へ流出して苦情のもと
  • 排水は敷地内の溝や桝で計画的に処理する

一問一答

Q.

傾斜地に設ける仮囲いは、雨水を流すために下端にすき間を設けてよいか。

設けてはいけません。下端のすき間から土砂や汚水が道路へ流出するため、下端はすき間なくふさぎ、排水は敷地内の溝や桝で計画的に処理します。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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