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平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 を解説、荷重及び外力

平成28年度 2級建築施工管理技士 学科試験 No.8 は、荷重及び外力に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 固定荷重と積載荷重の違い
  2. 地震層せん断力係数の階による変化
  3. 積雪荷重の考え方
  4. 風圧力と速度圧の関係

※ 問題文そのものは建設業振興基金が公開している公式PDFで確認できます。上記は、その記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

地震のときは、建物の上のほうほど大きく揺れます。だから上階ほど厳しく見るんです。ここは向きを取り違えやすいところですね。

選択肢2は地震層せん断力係数が上階ほど小さくなるとしていますが逆です。上階になるほど大きくなるのが正しいんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ◯(正しい) 固定荷重は構造体や仕上げの自重である
2 ×(誤り) 地震層せん断力係数は上階ほど大きくなる
3 ◯(正しい) 積雪荷重は積雪量と単位荷重から求める
4 ◯(正しい) 風圧力は速度圧と風力係数から求める

選択肢2のポイント(ここが誤り)

地震層せん断力係数は、各階に働く地震力を決めるための係数です。下から上へ向かう分布の形を決めます。

建物が地震で揺れると、上のほうほど大きく振られます。むちの先がよくしなるのと同じイメージです。

そのため、上階ほど地震層せん断力係数は大きくなるように決められています。これをAi分布といいます。

選択肢2は上階ほど小さくなると書いていますが、これは逆です。上階ほど大きくなるのが正しいので誤りなんです。

ザックリ言えば、地震では上階ほど揺れが大きいので係数も大きくなる、ということです。

覚え方

  • 地震層せん断力係数=上階ほど大きくなる(Ai分布)
  • 建物はむちの先のように上ほどよく揺れる
  • 下階は重い分、層せん断力そのものは大きい点に注意

一問一答

Q.

地震層せん断力係数は、建物の上階になるほどどう変化するか。

大きくなります。地震時は上階ほど揺れが大きくなるため、Ai分布により上階ほど地震層せん断力係数が大きく設定されます。

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出典

  • 一般財団法人 建設業振興基金「平成28年度 2級建築施工管理技術検定(学科)試験 問題」
けんせつる

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務し、建築構造設計に従事。設計者として施工図確認・工程会議・検査立会いなど施工管理と協働してきた経験と、公共建築工事標準仕様書・JASS等の一次資料をもとに執筆しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を2010年より運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

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